【高校生向け】海外ボランティアの選び方!英語も学べるフィリピン留学が人気の理由

高校生の海外ボランティアとは?
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Acti-LABO編集部

Acti-LABO(アクティラボ)は、2017年開校・フィリピン政府認定の語学学校です。「実践型・机に座らない英語留学」をコンセプトに、マンツーマンレッスン×フィールドワーク×プレゼンテーションを組み合わせた独自カリキュラムを提供。代表のYUKIは10年以上のフィリピン留学業界経験を持ち、累計500名以上の日本人留学生をサポートしてきました。「微笑みの街」バコロドで、治安・費用・学習環境のバランスが取れた留学を実現します。留学相談・お見積もりは無料。LINEでお気軽にご連絡ください。

最終更新日 2026年09月12日

結論/要点まとめ

  • 高校生の海外ボランティアは「安全性・費用・期間・語学環境・保護者サポート」の5点で選ぶのが失敗しないコツ
  • 費用はプログラム費だけで判断しない。航空券・保険・現地必須費用を足した「総額」で比べる(フィリピン1週間で15万〜25万円、2週間で18万〜30万円が目安)
  • 英語も同時に伸ばしたいなら、マンツーマン英語とボランティアを両立できるフィリピン留学が高校生に人気
  • 未成年の渡航には親権者同意書・航空会社のUMサービス・eTravel登録など大人と違う手続きがある。保護者と一緒に早めの確認を
  • ボランティア経験は総合型選抜(AO入試)の自己アピールや、実践的な英語力・自己成長にもつながる

この記事について

この記事は、フィリピン・バコロドで語学学校とボランティアプログラムを運営するActi-LABOが、現地での高校生受け入れの経験と、外務省・文部科学省(トビタテ!留学JAPAN)などの公開情報をもとに作成しています。費用や制度の数字は変動するため、参考にした情報源は記事末尾にまとめています。

目次
  1. 高校生の海外ボランティアとは?まず知っておきたい基礎
  2. 【目的別】高校生におすすめの海外ボランティアの選び方
  3. 高校生が海外ボランティアを選ぶときの5つのポイント
  4. 国・費用・期間の比較一覧
  5. 総額でいくら?費用の内訳とシミュレーション
  6. なぜフィリピン留学が高校生に人気なのか
  7. 現地の1日はこう進む|スケジュール例
  8. フィリピン留学×ボランティアで得られるもの
  9. 保護者と一緒に確認したい安全対策と渡航手続き
  10. 参加までの流れと逆算スケジュール
  11. 英語が不安でも大丈夫|現地で本当に使う10フレーズ
  12. 出発前の持ち物チェックリスト
  13. よくある失敗・後悔
  14. 総合型選抜で「伝わる経験」にする3ステップ
  15. よくある質問(FAQ)
  16. 参考にした公的情報・出典
  17. まとめ

高校生の海外ボランティアとは?まず知っておきたい基礎

海外ボランティアに参加する高校生と現地の子どもたち

海外ボランティアとは、海外の地域社会に出向き、教育・環境・地域づくりなどの分野で無償の支援活動に参加することです。近年は高校生の参加者も増えており、長期休みを利用して短期間から挑戦できるプログラムが充実しています。

単なる観光では得られない現地の人々との交流や、英語を使う実践の場として、進路や自己成長を意識する高校生から注目を集めています。

どんな活動があるのか

高校生が参加しやすい海外ボランティアには、次のような分野があります。

  • 教育支援現地の子どもたちへの学習サポート、遊びや文化交流を通じた支援
  • 環境保全植林、ビーチクリーン、自然環境の保護活動
  • 地域貢献施設の整備・清掃、地域イベントのサポート
  • 文化交流日本文化の紹介や、現地の暮らしを体験するプログラム

高校生の場合、専門スキルよりも「参加する意欲」や「交流する姿勢」が重視される活動が中心です。英語がまだ得意でなくても取り組める内容が多いのが特徴です。

なかでも人気が高いのが、子どもと関わる孤児院・児童施設でのボランティアです。言葉が完璧でなくても、遊びや表情を通じて関係を築けるため、初めての海外でも参加しやすい分野といえます。

ボランティアツーリズムとの違いと注意点

海外ボランティアと似た言葉に「ボランティアツーリズム(観光を兼ねたボランティア)」があります。旅行の延長で気軽に参加できる反面、活動の中身が薄くなりやすいという指摘もあります。

高校生が参加する場合は、活動内容が明確で、現地に本当に役立つプログラムかどうかを見極めることが大切です。運営団体のサポート体制や、活動後の振り返りがあるかも確認しておきましょう。


【目的別】高校生におすすめの海外ボランティアの選び方

参加の目的によって、選ぶべきプログラムの重点は変わります。目的別に整理してみましょう。

目的重視するポイントフィリピン留学との相性
英語力を伸ばしたい英語レッスンの量・質マンツーマンで話す量が多く相性◎
大学入試で活かしたい活動の具体性・振り返り英語+社会貢献の両方を語れる
費用を抑えたい総額・期間物価が安く短期から参加可能
初めての海外で不安が大きい日本語サポート・移動距離時差1時間・直行便4〜5時間で負担が小さい

英語力を伸ばしたい人向け

英語力アップが第一目的なら、英語レッスンの時間が多く、ボランティアでも英語を使う場面が多いプログラムを選びましょう。フィリピン留学はマンツーマンレッスンで話す量を確保できるため、短期間でも会話力が伸びやすいのが強みです。

大学入試(総合型選抜)で活かしたい人向け

総合型選抜での活用を狙うなら、活動内容が具体的で、自分の言葉で語れる経験になるかが重要です。「なぜ参加したか」「何を学び、どう成長したか」を説明できることが評価につながります。英語学習と社会貢献の両方を経験できるフィリピン留学は、ストーリーを作りやすい選択肢です。経験を志望理由書や面接で語れる形にする方法は、総合型選抜で「伝わる経験」にする3ステップで紹介しています。

とにかく費用を抑えたい人向け

費用面を最優先するなら、物価が安く短期から参加できるフィリピンが有力候補です。渡航費・滞在費・活動費の総額を比較し、無理のない範囲で計画を立てましょう。期間別の総額はフィリピンの総額シミュレーションで確認できます。


高校生が海外ボランティアを選ぶときの5つのポイント

高校生の海外ボランティアは、大人以上に安全面やサポート体制が重要になります。次の5つの視点で比較すると、自分や家庭に合ったプログラムを選びやすくなります。

① 安全性(治安・サポート体制)

最優先で確認したいのが安全性です。渡航先の治安はもちろん、現地スタッフの体制、日本語サポートの有無、緊急時の連絡フローが整っているかをチェックしましょう。高校生の場合、24時間相談できる窓口や、寮などの管理された滞在環境があると保護者も安心です。渡航手続きまで含めた具体的な確認方法は、保護者と一緒に確認したい安全対策と渡航手続きで解説しています。

② 費用と期間のバランス

費用は渡航先や期間によって大きく変わります。高校生は長期休みに合わせて参加することが多いため、1〜4週間程度の短期プログラムが現実的です。渡航費・滞在費・活動費・保険料など、総額でいくらかかるのかを事前に把握しておきましょう。期間別の目安は費用の内訳とシミュレーションで紹介しています。

③ 語学力の条件と英語が伸びる環境か

プログラムによっては一定の英語力が求められる場合もありますが、初心者でも参加できるものは多くあります。せっかく海外に行くなら、ボランティアと同時に英語も伸ばせる環境かどうかを確認するのがおすすめです。英語のレッスンがセットになったプログラムなら、語学力アップとボランティア経験を一度に得られます。

④ 活動内容が目的に合っているか

「英語を伸ばしたい」「進路に活かしたい」「異文化を体験したい」など、参加の目的は人それぞれです。目的に合わない活動を選ぶと、満足度が下がってしまいます。自分が何を得たいのかを整理し、それに合った活動分野を選びましょう。

⑤ 保護者のサポート・緊急時対応

未成年の高校生が参加する場合、保護者との連携は欠かせません。出発前の説明会、渡航中の連絡手段、体調不良やトラブル時の対応など、家庭側のサポート体制も含めて確認しておくと安心です。

「行って終わり」にしないために知っておきたい、支援の考え方

ここは、多くの情報サイトがあまり触れないポイントです。海外ボランティア、とくに子どもと関わる活動については、国際的に次のような議論があることを知っておくと、活動への向き合い方が変わります。

知っておきたい3つの論点

  • 短期間の関わりが子どもの負担になることがある数日〜数週間で入れ替わる訪問者と繰り返し別れを経験することが、子どもの情緒に影響しうるという指摘があります。
  • 現地の仕事を奪ってしまうことがある本来は現地の人が担うべき作業を無償ボランティアが代わりに行うと、地域の雇用機会を減らしてしまう可能性があります。
  • 「かわいそう」という前提で見てしまう支援する側/される側という一方向の目線は、対等な関係づくりを妨げることがあります。

これは「海外ボランティアはやめたほうがいい」という話ではありません。むしろ、こうした論点を知ったうえで参加した高校生は、活動中の観察の質が明確に上がります。

選ぶときの基準はシンプルです。「その団体が現地に長く関わり続けているか」「現地スタッフが主体になっているか」を確認してください。単発の訪問ではなく、地域と継続的な関係を持つ団体であれば、あなたの参加は現地の流れのなかに自然に組み込まれます。

迷ったときは、申し込み前に「このプログラムは何年続いていますか」「活動の企画は誰が決めていますか」と質問してみるのが有効です。答えの具体性が、その団体の姿勢をよく表します。

申し込み前に主催団体へ聞いておきたい10の質問

資料やWebサイトだけでは判断しきれない部分は、遠慮せず直接質問しましょう。以下をコピーして、そのまま問い合わせフォームやLINEで送っても構いません。

  • 参加費に含まれるもの・含まれないものを、項目ごとに教えてください
  • 現地で別途支払いが必要な費用は、合計でいくらになりますか
  • 現地スタッフは日本語に対応していますか。何名体制ですか
  • 緊急時(体調不良・事故・災害)の連絡フローを教えてください
  • 滞在先はどのような環境ですか(相部屋か個室か、鍵・Wi-Fi・水回り)
  • 高校生の参加実績は年間どのくらいありますか
  • ボランティア活動は誰が企画していますか。現地団体との関係は何年続いていますか
  • 活動の振り返りやフィードバックの機会はありますか
  • ボランティア証明書・修了証は発行されますか
  • 保護者への活動報告や連絡はどのように行われますか

回答の「速さ」と「具体性」も判断材料

これらの質問に、数字や固有名詞を交えて具体的に答えてくれる団体は、現地の運営を自分たちで把握している可能性が高いといえます。逆に、回答が抽象的だったり返信が極端に遅かったりする場合は、渡航後のサポートも同じ水準になると考えたほうが安全です。


高校生の海外ボランティア|国・費用・期間の比較一覧

「海外ボランティア」と一口に言っても、行き先によって費用も活動内容も大きく変わります。まずは全体像をつかむために、高校生が参加しやすい主要な渡航先を比較してみましょう。

主要な渡航先を比較する

渡航先プログラム費の目安
(2週間・渡航費別)
往復航空券の目安英語環境向いている人
フィリピン10万〜25万円5万〜12万円英語が公用語のひとつ。マンツーマン英語と併用しやすい英語も伸ばしたい/費用を抑えたい
カンボジア7万〜25万円6万〜13万円現地語が中心。英語は補助的教育支援・学校建設に関心がある
ネパール・インド15万〜30万円10万〜18万円英語+現地語文化の違いを深く体験したい
フィジー20万〜35万円12万〜20万円英語が公用語環境保全・自然のなかでの活動
ケニア・タンザニア30万〜60万円15万〜25万円英語+スワヒリ語医療・国際協力を将来の進路に考えている
イギリス・欧州40万〜70万円15万〜25万円ネイティブ英語予算に余裕があり欧米圏を希望

※金額は運営団体・時期・為替により大きく変動します。上記はあくまで幅を把握するための目安で、確定額は各団体の最新の募集要項でご確認ください。

表を見るとわかるとおり、同じ2週間でも渡航先によって総額に3〜5倍の開きが出ます。高校生の場合、費用の負担は保護者に相談することになるため、「行きたい国」だけでなく「現実的に行ける国」の両方から考えるのが失敗しないコツです。

プログラム主催者のタイプで、選び方が変わる

もうひとつ見落としやすいのが「誰が運営しているか」です。主催者のタイプによって、費用の内訳もサポートの厚みも変わります。

タイプ特徴費用感高校生との相性
NPO・NGO主催特定の地域・テーマに長く関わっている。活動の社会的意義が明確比較的抑えめ◎ 活動の中身を重視するなら
留学エージェント経由複数国・複数団体から選べる。手続き代行あり手数料が上乗せされる場合がある○ 比較検討したいなら
語学学校併設型英語レッスンとボランティアがセット。滞在・食事・送迎まで一括管理中〜やや高め(ただし総額は明快)◎ 英語も伸ばしたい高校生に
学校・自治体の研修引率者つき。同年代のグループで参加補助が出る場合あり○ 初めての海外で不安が大きいなら

高校生に多いのは「語学学校併設型」と「NPO・NGO主催」です。英語力も同時に伸ばしたいなら語学学校併設型、特定のテーマを深く掘り下げたいならNPO・NGO主催が向いています。


総額でいくら?高校生の海外ボランティア費用の内訳とシミュレーション

海外ボランティアの情報を見ていて、いちばん混乱しやすいのが費用です。「2週間20万円」と書いてあっても、それが何を含んだ金額なのかはサイトによってバラバラだからです。

プログラム費に「含まれるもの/含まれないもの」

多くの団体では、公表されている参加費に次のような線引きがあります。

項目プログラム費に含まれることが多い別途かかることが多い
授業料・活動費
滞在費(寮・ホームステイ)
食費○(平日のみの場合あり)週末・外食分
空港送迎
往復航空券×
海外旅行保険×
就学許可証など現地の必須手続き費用×
パスポート取得費用×
現地でのお小遣い・週末アクティビティ×

見落としやすい費用

フィリピンで語学レッスンを受ける場合、SSP(Special Study Permit/特別就学許可証)という現地の許可証が必要です。費用はおおむね6,500〜7,000ペソ程度(日本円で2万円前後)で、多くの学校では現地払いになります。あわせてSSP I-Cardなどの登録費用が必要になるケースもあります。「授業料は安いのに現地で予想外の出費があった」という声の多くは、この現地必須費用の確認漏れが原因です。

フィリピンの総額シミュレーション(1週間・2週間・4週間)

ここでは、高校生に選ばれやすいフィリピンを例に、総額の目安を期間別に整理します。

項目1週間2週間4週間
授業料+滞在費+食費6万〜10万円10万〜18万円18万〜30万円
往復航空券5万〜10万円5万〜10万円5万〜10万円
海外旅行保険4,000〜8,000円6,000〜1.2万円1.2万〜2.5万円
SSPなど現地必須費用2万〜3万円2万〜3万円2万〜3万円
現地生活費・お小遣い1万〜2万円1.5万〜3万円3万〜5万円
総額の目安15万〜25万円18万〜30万円30万〜48万円

※航空券の価格は時期による変動が非常に大きく、夏休み・年末年始などの繁忙期は上記より高くなる傾向があります。閑散期に早めに手配できれば、総額が10万円台前半に収まるケースもあります。

欧米圏の同期間のプログラムが40万〜70万円台になることを考えると、フィリピンは同じ期間・同じ「英語+ボランティア」の内容を、半分以下の予算で経験できるのが最大の強みです。

「無料で行ける海外ボランティア」は本当にあるのか

「海外ボランティア 無料」という検索も多いテーマなので、正直にお伝えします。

渡航費から滞在費まですべて無料で参加できる高校生向けプログラムは、ほとんど存在しません。ボランティアは「無償で労働を提供する」ことであり、「無料で旅行できる」ことではないためです。滞在費や食費、現地スタッフの人件費、安全管理の費用は、誰かが負担しなければ成立しません。

ただし、負担を軽くする方法はあります。

  • 奨学金・助成金を使う返済不要の給付型奨学金を利用すれば、実質的な自己負担を大きく下げられます
  • 閑散期を選ぶ航空券が安い時期を選ぶだけで、総額が数万円変わることがあります
  • 費用の安い渡航先を選ぶ物価の安い国を選べば、同じ期間でも総額を抑えられます
  • 滞在方法を見直す相部屋を選ぶ、食事つきプランにまとめるなど、細かい選択で差が出ます

返済不要の奨学金・助成制度をチェックする

高校生が使える代表的な制度が、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム(高校生等対象)」です。給付型(返済不要)の奨学金と留学準備金が支給される制度で、次のような特徴があります。

  • 成績・語学力は不問選考で見られるのは「何をしたいか」という計画と熱意です
  • ボランティアもテーマの対象探究・インターン・ボランティア・スポーツ・芸術・SDGsなど幅広いテーマが認められています
  • 14日以上から対象短期のプログラムでも応募できます
  • 応募は原則として学校を通じて行うまずは在学している高校の先生に相談するのが第一歩です

このほか、自治体独自の海外派遣・研修助成、民間財団の奨学金、在籍校の海外研修補助などもあります。「費用が高いから無理」と決める前に、学校の進路指導室や自治体の教育委員会に一度問い合わせてみる価値は十分にあります。

※募集人数・応募時期・支給額は年度ごとに変わります。応募を検討する場合は、必ず最新の募集要項を確認してください。


なぜフィリピン留学が高校生の海外ボランティアに人気なのか

数ある渡航先のなかでも、フィリピンは高校生の海外ボランティア先として人気が高まっています。その理由は「英語」「費用」「期間」「学びやすさ」の4つに集約されます。

英語×ボランティアを同時に叶えられる

フィリピンは英語を公用語のひとつとする国で、日常的に英語が使われています。語学学校の英語レッスンとボランティア活動を組み合わせられるため、英語をインプットしながら、実際に使う場としてボランティアを活用できます。学んだ英語をすぐに実践できるのは、高校生にとって大きな成長のチャンスです。

これは意外と大きな違いです。英語圏でない国のボランティアでは、現地の人とのやり取りが通訳を介したものになりがちですが、フィリピンなら午前に習った表現を、午後の活動でそのまま使えるという循環が生まれます。

費用が欧米より抑えられる

欧米への留学やボランティアは費用が高額になりがちですが、フィリピンは物価が安く、滞在費・食費を抑えられます。同じ期間なら欧米よりも費用を大きく抑えられるため、高校生でも挑戦しやすいのが魅力です。

渡航先2週間の総額の目安英語環境1日の英語を話す量
フィリピン18万〜30万円マンツーマン中心多い(1対1のため発話機会が確保される)
欧米(アメリカ・カナダ等)40万〜70万円グループレッスン中心クラス人数に左右される
オセアニア(オーストラリア等)35万〜60万円グループレッスン中心クラス人数に左右される

費用は時期・プログラム・為替により変動します。詳しくは各プログラムの最新情報をご確認ください。

短期間(1〜4週間)から参加できる

フィリピン留学は1週間程度の短期から参加できるプログラムが多く、高校生の夏休み・春休みといった長期休みに合わせやすいのが特徴です。初めての海外でも、短期間なら挑戦のハードルが下がります。

日本からの直行便で4〜5時間程度、時差は1時間しかありません。時差ボケがほとんどないため、短期間でも到着翌日から活動に集中できるのは、1〜2週間のプログラムでは無視できないメリットです。

どのくらいの期間が自分に合うか迷う場合は、海外ボランティアの期間の選び方「短期でも意味ある?」という疑問への回答もあわせて参考にしてください。

マンツーマン英語で語学力が伸びやすい

フィリピン留学の大きな特徴が、マンツーマン(1対1)の英語レッスンです。自分のレベルに合わせて授業が進み、話す量が圧倒的に多いため、短期間でも英語力が伸びやすい環境です。人前で話すのが苦手な高校生でも、少しずつ自信をつけられます。

日本の英語の授業では、1コマ50分のなかで自分が英語を話す時間はごくわずかです。一方、マンツーマンレッスンでは授業時間のほぼ半分が自分の発話時間になります。この差が、短期間でも「話せるようになった」という実感につながります。


現地の1日はこう進む|英語レッスン×ボランティアのスケジュール例

「実際に現地でどんな1日を過ごすのか」がイメージできると、不安はぐっと減ります。ここでは、英語レッスンとボランティアを組み合わせた場合の、平日の典型的な流れを紹介します。

平日のタイムテーブル例

7:00
起床・朝食寮や滞在先で朝食。同じプログラムの参加者と顔を合わせる時間です。
8:00
マンツーマンレッスン①②スピーキング中心。今日の活動で使いたい表現を先生と一緒に準備することもできます。
10:00
マンツーマンレッスン③文法・発音など、自分の弱点に合わせた内容。
12:00
昼食・移動スタッフの引率で活動先へ移動します。
13:30
ボランティア活動教育支援なら、子どもたちと一緒に学習・工作・スポーツなど。午前に習った表現を実際に使う時間です。
16:30
滞在先へ戻る・振り返りその日に気づいたことをメモに残します。ここが後の進路活用で効いてきます。
18:00
夕食・自由時間参加者同士で過ごしたり、家族に連絡したり。Wi-Fi環境があれば日本と連絡が取れます。
21:00
復習・就寝準備翌日のレッスンに向けて単語や表現を整理します。

※スケジュールはプログラム・学校・活動先によって異なります。あくまで一例としてご覧ください。

週末の過ごし方

多くのプログラムでは、土日は活動が休みになります。市場や地域のイベントを見に行ったり、自然の多いエリアに出かけたりと、平日の活動とは違う角度で現地を知る時間になります。

高校生の場合、週末の外出も引率つき、または行動範囲のルールが決まっているプログラムがほとんどです。自由度と安全性のバランスは団体によって差があるため、この点も申し込み前に確認しておくとよいでしょう。


フィリピン留学×ボランティアで高校生が得られるもの

フィリピン留学とボランティアを組み合わせることで、高校生は多くのものを持ち帰ることができます。

実践的な英語力

教室で学ぶ英語だけでなく、ボランティア活動のなかで実際に英語を使うことで、「使える英語」が身につきます。相手に伝わった、通じたという成功体験が、その後の英語学習のモチベーションにもつながります。

大学入試・進路でのアピール材料

海外でのボランティア経験は、総合型選抜や面接、志望理由書などで語れる貴重な材料になります。単なる肩書きではなく、そこで何を感じ、どう行動したかという具体的なエピソードが、あなたらしさを伝える武器になります。

多様な価値観・自己成長

異なる文化や暮らしに触れることで、視野が広がり、自分自身を見つめ直すきっかけになります。慣れない環境で自分で考え行動した経験は、高校生活のその先でも大きな自信になります。

現地校からひとこと

「英語もボランティアも」と感じた方へ。Acti-LABO(アクティラボ)はフィリピン・バコロドにあるフィリピン政府認定の語学学校で、これまで日本人留学生500名以上をサポートしてきました。英語を学びながら現地での活動にも参加でき、高校生の参加で気になる点は、保護者の方と一緒に無料カウンセリングで相談できます。


保護者と一緒に確認したい安全対策と渡航手続き

ここは、高校生の海外ボランティア情報のなかでもっとも情報が不足しがちな領域です。未成年の渡航には、大人の海外旅行とは異なる手続きがあります。出発の直前に慌てないよう、早い段階で保護者と一緒に確認しておきましょう。

外務省の「危険情報レベル」の見方を知る

渡航先の安全性は、印象や噂ではなく外務省 海外安全ホームページの危険情報で確認するのが基本です。危険情報は4段階で示されます。

レベル表記意味
レベル1十分注意してください渡航は可能。犯罪などに注意して行動する
レベル2不要不急の渡航は止めてください渡航の必要性を慎重に検討する段階
レベル3渡航は止めてください(渡航中止勧告)どのような目的であれ渡航を控える
レベル4退避してください。渡航は止めてください滞在者は安全な地域へ退避する

重要なのは、危険情報は「国単位」ではなく「地域単位」で出されるという点です。同じ国でも、地域によってレベルがまったく異なります。フィリピンの場合、マニラ首都圏やセブ島を含む多くの地域はレベル1に区分される一方、ミンダナオ地方の一部にはより高いレベルが設定されています。

「フィリピンは危険」といった大づかみな情報ではなく、自分が滞在する都市のレベルを必ず確認してください。レベルは情勢によって変わるため、申し込み時と出発前の2回チェックするのが理想です。

「たびレジ」に登録しておく

外務省が運営する「たびレジ」は、3か月未満の短期渡航者向けの無料登録サービスです。滞在予定を登録しておくと、現地の安全情報がメールで届き、緊急事態が発生した際には大使館・領事館からの連絡を受け取れます。

登録は任意ですが、外務省や文部科学省が登録を推奨しています。渡航者本人だけでなく、保護者のメールアドレスも登録できるので、家族側でも現地の状況を把握できます。数分で完了するので、渡航が決まったら早めに済ませておきましょう。

※3か月以上滞在する場合は「たびレジ」ではなく、旅券法で義務づけられた「在留届」の提出が必要になります。

未成年の渡航で必要になる書類

高校生が海外ボランティアに参加する場合、次の書類が必要になることがあります。プログラムや渡航先によって異なるため、必ず主催団体に確認してください。

書類内容いつ必要か
パスポート18歳未満の申請には法定代理人(保護者)の署名が必要。残存有効期間の条件がある国が多い申し込み後すぐ
親権者同意書未成年の旅行契約・プログラム参加に必要。団体所定の書式が用意されていることが多い申し込み時
渡航同意書(英文)両親の同伴なしで渡航する場合、入国時に提示を求められる国がある渡航先による
eTravel登録(フィリピン)入国前にオンラインで登録しQRコードを取得。出発の72時間前から登録可能・無料出発直前
SSP(フィリピン)現地で語学レッスンを受ける場合に必要な就学許可証。通常は学校が代行申請渡航後(現地払い)

中学生以下が参加する場合の「WEG」に注意

フィリピンでは、15歳未満の子どもが単独で、または親権者以外の大人と一緒に入国する場合、WEG(Waiver of Exclusion Ground)という特別な入国許可の取得が求められます。日本国内でフィリピン大使館の認証、または公証役場での公証を事前に受けておく必要があり、準備に時間がかかります。

高校生は通常15歳以上のためWEGは不要ですが、兄弟姉妹の中学生が一緒に参加する場合や、中学3年生が高校入学前に参加する場合は対象になる可能性があります。該当しそうな場合は、必ず早い段階で主催団体に確認してください。

パスポートは、申請から受け取りまで1〜2週間程度かかるのが一般的です。すでに持っている場合も、有効期限が滞在期間+6か月以上残っているかを必ず確認しましょう。期限切れが判明して慌てるケースは非常に多く見られます。

航空券は「お子様一人旅(UM)サービス」を確認する

保護者の同伴なしで高校生が飛行機に乗る場合、UM(Unaccompanied Minor/アンアカンパニード・マイナー)サービスという制度があります。空港のチェックインカウンターから到着ロビーで出迎えの人に引き渡すまで、航空会社のスタッフが付き添ってくれるサービスです。

ポイントは次の3つです。

  • 対象年齢は航空会社ごとに異なる一定年齢未満は利用が「義務」、その上の年齢帯は「任意」と分かれていることが多いため、必ず利用予定の航空会社に確認してください
  • 事前予約が必須当日申し込みはできません。座席数にも制限があるため、航空券を取る段階で同時に手配します
  • 別途料金がかかる場合がある無料の航空会社もあれば、有料の航空会社もあります

また、18歳未満が航空券を予約する際には親権者の同意書の提出を求められることがあります。旅行会社経由で手配する場合は、この書式も一緒に案内されるのが一般的です。

海外旅行保険で必ず見るべき3つの項目

海外旅行保険は「入っているかどうか」だけでなく、「何がいくらまで補償されるか」が重要です。とくに次の3項目を確認してください。

確認項目なぜ重要かチェックのポイント
治療・救援費用海外の医療費は日本より高額になりやすく、入院や緊急搬送では数百万円規模になることもある補償額の上限がいくらか。無制限または十分な上限があるか
キャッシュレス診療提携病院で自己負担なしに受診できるかどうかで、現地での動きやすさが大きく変わる渡航先にキャッシュレス提携病院があるか
24時間日本語サポート体調不良やトラブル時に、英語でのやり取りが不要になる日本語対応の緊急連絡窓口があるか

クレジットカード付帯保険だけに頼らない

保護者のクレジットカードに海外旅行保険が付帯していても、高校生本人(家族特約の対象外や年齢条件)は補償されないケースがあります。また付帯保険は補償額の上限が低めに設定されていることが多く、治療費が上限を超えた分は自己負担になります。高校生の渡航では、専用の海外旅行保険に加入するのが基本と考えてください。

現地での健康管理(水・食事・虫刺され)

短期の海外ボランティアで最も多いトラブルは、事件や事故よりも体調不良です。とくに東南アジア圏では、次の点に気をつけると多くのトラブルを防げます。

  • 水は必ずミネラルウォーターを水道水や氷は避けるのが基本。歯みがきの水を気にする人もいます
  • 屋台や生ものは体調と相談して到着直後は胃腸が慣れていないため、最初の数日は火を通したものを選ぶと安心です
  • 虫よけと長袖を用意する蚊が媒介する感染症のリスクがある地域もあります。夕方以降は肌の露出を減らしましょう
  • 冷房対策を忘れずに屋外は暑くても室内は冷房が強いことが多く、寒暖差で体調を崩す人が少なくありません
  • 常備薬は日本から持参する使い慣れた整腸剤・解熱鎮痛剤・酔い止めなどを持っていくと安心です

フィリピンへの短期渡航について、義務づけられた予防接種は一般にありません。ただし、活動内容や滞在環境によってはA型肝炎や破傷風などの接種を勧める医療機関もあります。持病やアレルギーがある場合も含め、渡航前にトラベルクリニックやかかりつけ医に相談しておくと安心です。


高校生が海外ボランティアに参加するまでの流れ

初めてでも安心して参加できるよう、申し込みから出発までの一般的な流れを確認しておきましょう。

申し込みから出発までのステップ

  • ① 情報収集・相談プログラムを比較し、無料相談などで疑問を解消する
  • ② 申し込み参加するプログラムを決めて手続きを進める
  • ③ 事前準備パスポート・保険・持ち物の準備、事前説明を受ける
  • ④ 出発・現地活動現地でボランティアと英語学習に取り組む
  • ⑤ 帰国・振り返り経験を整理し、進路や学習に活かす

夏休み・春休みから逆算する準備スケジュール

高校生の海外ボランティアで最も多い失敗が「動き出しが遅れて、希望のプログラムが満席だった」というものです。夏休み・春休みは申し込みが集中するため、出発の3〜4か月前から動き始めるのが目安です。

時期やることポイント
出発の4か月前情報収集・保護者との相談・予算の確認行き先の候補を3つ程度に絞る
出発の3か月前主催団体へ問い合わせ・無料相談・申し込み奨学金に応募するなら、この時期より前に学校へ相談
出発の2〜3か月前パスポート申請・航空券手配・UMサービスの予約パスポートは受け取りまで1〜2週間かかる
出発の1〜2か月前海外旅行保険の加入・持ち物準備・英語の事前学習あいさつと自己紹介のフレーズを練習しておく
出発の2週間前たびレジ登録・現地通貨の準備・常備薬の用意外務省の危険情報をもう一度確認
出発の3日前eTravel登録(フィリピンの場合)・最終持ち物チェックeTravelは出発72時間前から登録可能

奨学金を狙うなら、さらに早く

トビタテ!留学JAPANのような給付型奨学金は、応募から採否決定までに数か月かかります。応募は原則として在学中の高校を通じて行うため、渡航を考え始めた時点で、まず学校の先生に相談するのが最短ルートです。

保護者が準備しておくこと

未成年の参加には保護者の同意やサポートが必要です。渡航先の情報共有、緊急時の連絡手段の確認、保険への加入、費用の準備などを、事前に子どもと一緒に整理しておくと安心です。不安な点は、申し込み前に運営団体へ相談しておきましょう。


英語が不安でも大丈夫|現地で本当に使う10フレーズ

「英語が話せないと迷惑をかけてしまうのでは」と心配する高校生は多いのですが、現地で実際に使う表現は驚くほど限られています。出発前に次の10フレーズだけ声に出して練習しておけば、初日から会話が成立します。

場面英語意味・使い方
自己紹介Hi, I’m ○○. I’m from Japan. Nice to meet you.これだけで十分。名前は聞き取りやすくゆっくり
聞き取れないときSorry, could you say that again?最重要フレーズ。何度使ってもまったく問題ありません
ゆっくり話してほしいCould you speak a little slower, please?相手は必ず合わせてくれます
意味を確認するWhat does ○○ mean?知らない単語が出たら、その場で聞くのが伸びるコツ
手伝いを申し出るCan I help you with that?活動中に最も喜ばれる一言
やり方を尋ねるHow should I do this?勝手に判断せず聞くほうが安全です
子どもに話しかけるWhat’s your name? / Let’s play together!笑顔とセットで。表情のほうが伝わります
感謝を伝えるThank you so much. I really enjoyed today.1日の終わりに言えると印象が変わります
体調を伝えるI don’t feel well. My stomach hurts.我慢しないこと。早めに伝えるのが鉄則
助けを求めるI need help. Could you call the staff?覚えておくだけで安心感がまったく違います

完璧な文法より「伝えようとする姿勢」

現地の人が見ているのは、あなたの英語の正確さではありません。単語を並べるだけでも、身振りを交えても、伝えようとすれば必ず伝わります。むしろ間違いを恐れて黙ってしまうことのほうが、コミュニケーションの機会を失います。


出発前に準備しておく持ち物チェックリスト

高校生が海外ボランティアに参加する際、忘れると現地で困りやすいものを一覧にまとめました。出発前の確認に役立ててください。

カテゴリー主な持ち物ポイント
必須書類パスポート・航空券・保険証書・同意書コピーも別に用意しておくと安心
お金関係現地通貨・予備の現金・カード少額紙幣を分散して持つ
健康・衛生常備薬・虫よけ・日焼け止め・マスク常備薬は英語名も控えておく
活動用動きやすい服・帽子・履き慣れた靴汚れてもよい服を数枚
学習用筆記具・ノート・電子辞書やアプリ英語のメモを取る習慣が役立つ
その他変換プラグ・モバイルバッテリー・洗面用具渡航先の電圧・プラグ形状を確認

必要な持ち物は渡航先・期間・活動内容により異なります。プログラムごとの案内も必ず確認してください。詳しい荷造りのコツはフィリピン留学の持ち物50選でも解説しています。

意外と忘れやすい「あってよかった」もの

  • 羽織れる薄手の上着(機内・室内の冷房対策)
  • サンダル(シャワー室や部屋履きに)
  • ジッパー付き袋(濡れた服や小物の仕分けに)
  • 洗濯用の小分け洗剤(滞在先の洗濯事情は事前確認を)
  • ウェットティッシュ・携帯用の紙石けん
  • 日本の小さなお土産(折り紙・お菓子など。交流のきっかけになります)
  • パスポートと航空券のコピー、証明写真数枚
  • 常備薬とその英語名を書いたメモ

保護者と一緒に確認しておきたいこと

  • 緊急連絡先の共有現地サポート窓口・日本の家族の連絡先を双方で控えておく
  • 海外旅行保険の内容ケガ・病気・持ち物の補償範囲を確認する
  • 連絡手段の確保現地のWi-Fi環境やSIM・通信手段を事前に決めておく
  • 健康状態の共有持病やアレルギーがあれば運営団体に伝えておく
  • 連絡の頻度を決めておく「毎日」ではなく「2日に1回」など、現実的なルールにするとお互いに負担が減ります

準備を保護者と一緒に進めることで、本人も家庭も安心して出発できます。不安が残る場合は、申し込み前の無料相談で解消しておきましょう。


高校生の海外ボランティアでよくある失敗・後悔

初めての海外ボランティアでは、事前の情報不足からくる後悔も少なくありません。先輩たちがつまずきやすいポイントを知っておくことで、あなたの参加をより充実したものにできます。

目的があいまいなまま参加してしまう

「なんとなく海外に行きたい」という気持ちだけで参加すると、活動の意味を見いだせず消化不良で終わることがあります。英語を伸ばしたいのか、進路に活かしたいのか、目的を1つでも明確にしておくと、現地での過ごし方が大きく変わります。

費用の総額を確認せず予算オーバーになる

プログラム料金だけを見て申し込み、渡航費・保険・現地での生活費を計算に入れていなかった、というケースです。申し込み前に「総額でいくらかかるか」を必ず確認しましょう。

英語をまったく準備せず現地で戸惑う

初心者でも参加できるとはいえ、あいさつや自己紹介など最低限の英語を準備しておくと、現地での交流が一気にスムーズになります。出発前に基本フレーズだけでも練習しておくのがおすすめです。

サポート体制の薄いプログラムを選んでしまう

費用の安さだけで選び、現地サポートや緊急時対応が不十分だった、という後悔もあります。特に高校生の場合は、価格よりもサポートの手厚さを優先して選ぶことが安心につながります。

記録を残さず、帰国後に何も語れなくなる

意外に多いのがこの後悔です。現地では毎日が刺激的なので「忘れるはずがない」と思うのですが、帰国して数か月経つと、記憶は「楽しかった」「勉強になった」という抽象的な感想に収束していきます。

写真だけでなく、その日に感じたこと・自分がした行動を文字で残すこと。これをやったかどうかで、進路活動での使いやすさが決定的に変わります。

同じ日本人とばかり過ごしてしまう

短期プログラムでは日本人参加者が多いこともあります。安心できる反面、日本語で過ごす時間が長くなると、せっかくの英語環境を活かしきれません。「1日1回は現地の人に自分から話しかける」など、小さなルールを自分で決めておくと過ごし方が変わります。


総合型選抜で「伝わる経験」にする3ステップ

「海外ボランティアに行けば総合型選抜で有利になる」——残念ながら、これは正確ではありません。大学が見ているのは経験の派手さではなく、そこから何を考え、どう行動が変わったかです。同じ2週間の活動でも、伝わり方には天と地ほどの差が出ます。

差を生むのは、才能でも語学力でもなく「記録の有無」です。次の3ステップを踏むだけで、あなたの経験は格段に語りやすくなります。

1

出発前|自分の「問い」をひとつ立てる

「なんとなく行く」と「問いを持って行く」では、現地での観察の解像度がまったく変わります。問いは大きくなくて構いません。

例:「授業を受けられない子どもたちは、1日をどう過ごしているんだろう」「英語を話せることは、この地域の人にとってどんな意味があるんだろう」

この問いが、志望理由書での「なぜこの活動を選んだのか」という説明にそのまま使えます。「友達に誘われて」「学校で紹介されて」だけでは主体性が伝わりません。

2

現地|毎日「3行」の記録を残す

凝った日記は続きません。スマホのメモに、寝る前3分で次の3行だけ書いてください。

①今日いちばん驚いたこと ②自分が実際にやったこと ③明日変えてみたいこと

2週間で42行。この記録が、帰国後に「具体的なエピソード」として何度も使えます。人の記憶は驚くほど早く抽象化されるため、その場で書き留めたメモの価値は非常に大きいです。

3

帰国後|STARの型で言語化する

面接や志望理由書では、次の順番で組み立てると論理が通ります。

Situation(どんな状況で)→ Task(何が課題で)→ Action(自分は何をして)→ Result(何が変わったか)

とくに大切なのはA(自分の行動)です。「みんなで頑張った」ではなく「自分は何をしたか」を主語つきで語れるかどうかが、評価の分かれ目になります。

よくあるNG例と、その直し方

NG例なぜ弱いか直し方
「貧しい子どもたちを助けたいと思いました」上から目線に受け取られる。動機が漠然としている実際に見た具体的な場面から書き起こす
「価値観が変わりました」何がどう変わったか不明。誰でも書ける「帰国後、〜を始めた」と行動の変化で示す
「2週間ボランティアに参加しました」事実の羅列で、思考の跡が見えないそこで直面した課題と、自分の判断を書く
「英語力が伸びました」ボランティアである必然性がない英語を使って何を成し遂げたかに焦点を移す

期間の長さは評価の決め手ではありません。1〜2週間の活動でも、深く関わって記録を残していれば十分に強い原体験になります。


よくある質問(FAQ)

英語が話せなくても参加できますか?
初心者でも参加できるプログラムは多くあります。特にフィリピン留学はマンツーマンレッスンで基礎から学べるため、英語に自信がない高校生でも安心して挑戦できます。実際、多くの団体はTOEICやTOEFLのスコアを参加条件にしていません。
何歳から参加できますか?保護者同伴は必要ですか?
プログラムによって対象年齢は異なりますが、14〜18歳を対象にしたものや、15歳以上であれば保護者の同行なしで参加できるものが多くあります。ただし、いずれの場合も保護者の同意書は必要になるのが一般的です。中学生以下が単独でフィリピンへ渡航する場合は、WEGという別の入国手続きが必要になることがあるため、早めに確認してください。
費用の総額はどれくらいかかりますか?
渡航先・期間・内容によって変わります。フィリピンの場合、航空券・保険・現地必須費用を含めた総額で、1週間15万〜25万円、2週間18万〜30万円、4週間30万〜48万円程度が目安です。欧米圏では同じ2週間でも40万〜70万円になることがあります。プログラム費だけでなく「総額」で比較することが大切です。
無料で参加できる海外ボランティアはありますか?
渡航費・滞在費まで含めてすべて無料というプログラムは、高校生向けではほとんど見当たりません。ボランティアは無償で労働を提供する活動であり、滞在や安全管理にかかる費用は別に発生するためです。ただし、トビタテ!留学JAPANのような給付型(返済不要)の奨学金や自治体の助成を活用すれば、自己負担を大きく減らせる可能性があります。
治安は大丈夫でしょうか?
渡航先やエリアによって治安は異なります。外務省の危険情報は国単位ではなく地域単位で出されているため、必ず滞在する都市のレベルを確認してください。あわせて、管理された滞在環境・24時間の現地サポート・引率つきの外出ルールがあるプログラムを選ぶことで、リスクを大きく抑えられます。
予防接種は必要ですか?
フィリピンへの短期渡航について、義務づけられた予防接種は一般にありません。ただし、活動内容や滞在環境によってはA型肝炎や破傷風などの接種を勧める医療機関もあります。持病やアレルギーがある場合も含め、渡航前にトラベルクリニックやかかりつけ医に相談しておくと安心です。
ひとりで参加しても友達はできますか?
短期プログラムの参加者の多くは単独参加です。同じ寮・同じ活動先で過ごすため、初日にはお互いに打ち解けているケースがほとんどです。むしろ「ひとりで参加した」こと自体が、あとから振り返ったときに自信につながったという声が多く聞かれます。
学校の授業や部活と両立できますか?
夏休み・春休み・冬休みに合わせた1〜2週間のプログラムであれば、学校生活への影響を抑えて参加できます。部活の予定と重ならないよう、早めに顧問の先生に相談しておくとスムーズです。奨学金を利用する場合は、学校を通じた手続きが必要になるため、こちらも早めの相談をおすすめします。
現地から家族と連絡は取れますか?
滞在先にWi-Fi環境が整っているプログラムが多く、メッセージアプリやビデオ通話で日本と連絡が取れます。現地SIMやプリペイドSIMを使う方法もあります。ただし通信が不安定になる時間帯もあるため、「毎日必ず連絡する」ではなく余裕を持ったルールにしておくと、お互いに安心して過ごせます。
ボランティア証明書はもらえますか?
発行の有無は団体によって異なります。総合型選抜や調査書で活用したい場合は、申し込み前に発行可否と記載内容を確認しておきましょう。ただし、証明書そのものより「何を学びどう変わったか」を語れることのほうが評価につながります。
途中で体調を崩したらどうなりますか?
現地スタッフが病院への同行や保護者への連絡を行うプログラムが一般的です。海外旅行保険にキャッシュレス診療が付いていれば、窓口での自己負担なしに受診できる場合もあります。無理をせず早めにスタッフへ伝えることが、いちばん重要です。
申し込みはいつまでにすればいいですか?
夏休み・春休みは申し込みが集中するため、出発の3〜4か月前から動き始めるのが目安です。パスポートの取得に1〜2週間、航空券やUMサービスの手配にも時間がかかります。奨学金への応募を考えている場合は、さらに早い時期からの準備が必要です。
総合型選抜で本当に評価されますか?
経験そのものよりも、そこで何を学び、どう成長したかを自分の言葉で語れるかが評価につながります。期間の長さも決め手ではありません。1〜2週間でも、問いを持って参加し、日々の記録を残しておけば、志望理由書や面接で十分に説得力のある材料になります。

参考にした公的情報・出典

この記事の制度・手続きに関する記述は、以下の公的機関の公開情報を参照しています。制度や条件は変更される場合があるため、実際に渡航を検討する際は必ず最新の情報をご確認ください。

※本記事に記載した費用・期間・制度の数字は、記事作成時点で確認できた情報にもとづく目安です。為替や各団体の料金改定により変動します。


まとめ

高校生の海外ボランティアは、「安全性・費用・期間・語学環境・保護者サポート」の5つの視点で選ぶことが成功のカギです。この記事の要点を、最後に4つに整理しておきましょう。

  • 選び方の軸は5つ安全性・費用・期間・語学環境・保護者サポート。価格の安さだけでなく、サポートの手厚さを優先すると失敗しにくい。
  • 費用は「総額」で比べるプログラム費だけでなく、航空券・保険・現地必須費用を足して判断する。フィリピンなら2週間18万〜30万円が目安で、欧米圏の半分以下に抑えられる。
  • 未成年ならではの手続きを早めにパスポート・親権者同意書・UMサービス・たびレジ・eTravel。出発の3〜4か月前から動き出すのが安心。
  • 「問い」と「記録」で経験が武器になる出発前に問いを立て、現地で毎日3行の記録を残し、帰国後にSTARで言語化する。この3ステップが総合型選抜での説得力を決める。

フィリピン留学×ボランティアは、高校生のこれからに大きな財産をもたらしてくれます。まずは気軽に情報を集め、自分に合ったプログラムを見つけることから始めてみましょう。

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