総合型選抜の課外活動は何を書く?書類ごとの見られ方・例文・高1〜高3の記録と逆算表

総合型選抜 課外活動
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Acti-LABO編集部

Acti-LABO(アクティラボ)は、2017年開校・フィリピン政府認定の語学学校です。「実践型・机に座らない英語留学」をコンセプトに、マンツーマンレッスン×フィールドワーク×プレゼンテーションを組み合わせた独自カリキュラムを提供。代表のYUKIは10年以上のフィリピン留学業界経験を持ち、累計500名以上の日本人留学生をサポートしてきました。「微笑みの街」バコロドで、治安・費用・学習環境のバランスが取れた留学を実現します。留学相談・お見積もりは無料。LINEでお気軽にご連絡ください。

最終更新日 2026年09月16日

「総合型選抜に挑戦したいけれど、課外活動って何をやればいいの?そもそも評価されるの?」——一般入試とは違う軸で選考が進む総合型選抜では、課外活動の扱いに悩む高校生・保護者が本当に多いです。この記事では、総合型選抜で課外活動がなぜ重要か・どんな活動が評価されるか・伝わる書き方まで、留学支援の現地校目線で整理しました。

結論/この記事の要点

  • 総合型選抜では、課外活動は「主体性・意欲」を示す重要な材料になる
  • 評価されるのは実績の派手さより「何を学び、どう成長したか」
  • 海外経験やボランティアは、自分だけの原体験として語りやすい
  • 大切なのは活動を「志望動機」とつなげて語ること

この記事について

この記事は、フィリピン・バコロドで語学学校を運営し、日本人留学生500名以上をサポートしてきたActi-LABO編集部が、文部科学省の「大学入学者選抜実施要項」「入学者選抜実施状況」など公的機関の公開情報をもとに作成しています。総合型選抜で課外活動がどう評価されるか、どの書類をどう書くかは大学・学部・年度ごとに異なるため、最終的には必ず志望校の最新の募集要項とアドミッション・ポリシーで確認してください。参考にした情報源は記事末尾にまとめています。

目次
  1. 総合型選抜で課外活動はなぜ重要?
  2. 課外活動が評価される理由
  3. 課外活動はどの書類・面接でどう見られる?
  4. 課外活動を「伝わる実績」にする書き方
  5. やりがちなNG例と改善のコツ
  6. 【種類別】アピールしやすい課外活動
  7. 海外経験・ボランティアが強い理由
  8. 課外活動を選ぶ前のチェックリスト
  9. 活動記録・ポートフォリオの残し方
  10. 高1〜高3の逆算スケジュール
  11. これから課外活動を始める人へ
  12. 差がつく課外活動をつくるなら Acti-LABO
  13. よくある質問
  14. 参考にした公的情報・出典
  15. まとめ

総合型選抜で課外活動はなぜ重要?

総合型選抜の課外活動をアピールする高校生

総合型選抜は、学力試験だけでなく「その人自身」を多面的に評価する入試です。志望理由書・面接・活動報告などを通じて、意欲や主体性、将来性が見られます。だからこそ、教科の点数だけでは伝わらない課外活動が、あなたらしさを示す絶好の材料になるのです。

「特別な実績がないと不利では」と不安に思うかもしれませんが、大切なのは実績の派手さではありません。全国大会での入賞や華々しい肩書きがなくても、身近な活動を通じて自分の考えを深めた経験があれば、それは立派なアピール材料になります。実際、選考で問われるのは「何を成し遂げたか」以上に、「その経験を通じて、あなたがどう考え、どう変わったか」です。まずは、どんな課外活動が評価されやすいのかを見てみましょう。

評価されやすい課外活動の種類

種類例アピールできる力
ボランティア・社会貢献孤児院・地域・海外での活動主体性・思いやり・行動力
海外・国際交流留学・語学研修・国際ボランティア挑戦心・異文化理解・語学力
探究・研究活動自由研究・課題研究・コンテスト探究心・論理的思考
部活動・生徒会継続的な活動・リーダー経験継続力・協調性・リーダーシップ

どの活動でも共通して評価されるのは、「自分で考え、主体的に取り組んだか」という点です。有名な大会の実績や肩書きよりも、その活動を通じて何を感じ、どう動いたかのほうが、はるかに重視されます。

また、複数の活動を組み合わせて語ることも可能です。たとえば「部活動でリーダーを務めながら、休日は地域ボランティアにも参加した」という経験なら、継続力と主体性の両方をアピールできます。ひとつの実績にこだわりすぎず、自分がこれまで取り組んできたことを棚卸しするところから始めてみましょう。案外、日常の中にアピールできる種を見つけられるはずです。


課外活動が評価される理由

なぜ総合型選抜で課外活動がここまで重視されるのか。その理由を整理しました。

  • 主体性が見えるから
    自ら選んで取り組んだ活動には、その人の意欲や価値観が表れます。
  • 人柄が伝わるから
    何に心を動かされ、どう行動したかから、人間性が読み取れます。
  • 志望動機に説得力が出るから
    実体験に基づく志望理由は、机上の言葉より何倍も響きます。
  • 入学後の成長が予感できるから
    主体的に動いてきた人は、大学でも伸びると期待されます。

つまり、課外活動は「あなたがどんな人で、これから何をしたいのか」を示す物語なのです。だからこそ、活動そのものより「そこから何を得たか」を語れることが重要になります。逆に言えば、どれだけ立派な実績を並べても、「なぜそれをしたのか」「何を感じたのか」が語れなければ、評価には結びつきにくいということでもあります。


課外活動はどの書類・面接でどう見られる?アドミッション・ポリシーとの関係

文部科学省の「大学入学者選抜実施要項」では、総合型選抜を詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接などを組み合わせて、能力・適性や学ぶ意欲、目的意識などを総合的に評価する入試と位置づけています。令和7年度の入試では728の大学が総合型選抜を実施し、12万6,766人がこの方式で入学しました(文部科学省「入学者選抜実施状況」)。一部の大学だけの特別な入試ではなくなっています。

課外活動は、1つの書類だけで評価が決まるわけではありません。複数の書類と面接で、くり返し確かめられるのが総合型選抜の特徴です。まずは、どこで何を見られるのかを整理しておきましょう。

書類・場面ごとに見られるポイント

書類・場面書く人課外活動の扱われ方準備のポイント
調査書高校(先生)2025年度入試から「指導上参考となる諸事項」の欄が1つにまとめられ、部活動・資格・表彰・ボランティアなどは要点だけが書かれる形になった自分では書けない。担任の先生に、校外の活動も含めて伝えておく
活動報告書本人活動の名前・期間・役割・成果を、事実として並べる。様式・字数・証明書類を添付するかどうかは大学ごとに違う日付・回数・人数などの数字と、証拠になる資料をそろえる
志望理由書・学修計画書本人活動から生まれた関心や問いを、大学で学びたいことにつなげる語る活動は1〜2つに絞る
面接・プレゼン・口頭試問本人書類の内容を深掘りして、本人の言葉で説明できるかを確かめる書類と話が食い違わないよう、提出した書類と記録を読み返す

※書類の名前や様式は大学によって異なります(「自己推薦書」「エントリーシート」など)。推薦書を求める大学もあります。出願する年度の募集要項で必ず確認してください。

アドミッション・ポリシーから「見られる力」を読み取る

大学は、学部・学科ごとにアドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)を定めて公表しています。2017年4月からは、卒業認定の方針(ディプロマ・ポリシー)・教育課程の方針(カリキュラム・ポリシー)とあわせた「三つの方針」の公表が、すべての大学に義務づけられました。課外活動で何を見るかのヒントは、ここに書かれています。

アドミッション・ポリシーによく出る言葉課外活動で示せる場面の例
主体性・行動力自分から企画・提案したこと、頼まれる前に動いたこと
協働性・多様な人との関わり年齢・立場・言葉の違う人と、一緒に何かをやり遂げた経験
課題を見つける力・探究心活動の中で「なぜ?」と感じ、調べたり試したりしたこと
継続力続けた期間・回数と、続けるために工夫したこと
社会や地域への関心地域や国際的な課題に触れて、自分の考えが変わった経験

※表は書き方の一般的な例です。実際の言葉や重みづけは大学・学部ごとに異なります。

読み方のコツは、志望学部のアドミッション・ポリシーの「求める学生像」に線を引き、線を引いた言葉ごとに、自分の活動の場面を1つずつ書き出すことです。書き出せない言葉があれば、それがこれから補いたい経験の候補になります。

「立派な活動」より「ポリシーに合う語り方」

同じ部活動でも、協働性を重視する学部ならチームの中での役割を、探究心を重視する学部なら練習方法を工夫した過程を中心に語ると、評価の観点とかみ合います。活動を増やす前に、今ある経験の「どの場面を切り取るか」を見直してみましょう。


課外活動を「伝わる実績」にする書き方

同じ経験でも、伝え方で印象は大きく変わります。評価される書き方のポイントを整理しました。

要素書くことポイント
動機なぜ参加しようと思ったか自分の言葉で正直に
課題活動中に直面した壁失敗や葛藤も正直に
行動その壁にどう向き合ったか具体的な行動で示す
学び何を得て、どう変わったか志望動機につなげる

この「動機→課題→行動→学び」の型で書くと、経験が一本のストーリーになり、ぐっと伝わりやすくなります。特に最後の「学び」を志望動機や将来の目標につなげると、活動と進路に一貫性が生まれ、説得力が格段に高まります。

活動報告書と志望理由書の書き分け|例文つき

同じ活動でも、活動報告書では「事実」を、志望理由書では「学びと将来」を中心に書きます。上の「動機→課題→行動→学び」の型のうち、どこに字数を使うかが書類によって変わると考えてください。

書類中心にすること入れたい要素
活動報告書何を・いつ・どれくらい・どんな役割でやったか活動名、期間、頻度、役割、成果(数字・受賞・参加人数など)
志望理由書活動で何に気づき、大学で何を学びたいか課題にぶつかった場面、自分の行動、学び、大学での学びとのつながり

例文① 活動報告書(約100字)

地域の子ども食堂でのボランティア(高1年5月〜高3年6月、月2回・計約50回)。配膳と小学生の学習支援を担当。高2年から、話しかけにくい子と会話を始めるための「好きなものカード」をスタッフと作り、学習支援の時間に取り入れた。

例文② 志望理由書の一部(約200字)

私は高校1年から月に2回、地域の子ども食堂で学習支援のボランティアを続けてきました。当初は宿題を見るだけでしたが、話しかけても返事をしない子がいることに気づき、スタッフの方と相談して好きなものを書いてもらうカードを作りました。3か月ほどで、その子から話しかけてくれるようになりました。この経験から、支援には相手を知る時間が必要だと学びました。貴学では、子どもの居場所づくりを実践と理論の両面から学びたいと考えています。

※例文は構成を示すための見本で、実在の受験生の話ではありません。実際の書類は、自分が本当に経験したことを自分の言葉で書いてください。

2つの例文は同じ活動ですが、報告書は期間・回数・役割で活動の大きさを示し、志望理由書は「返事をしない子」という具体的な場面から学びと進路につなげています。書くときは次の4点を確かめましょう。

  • 数字が1つ以上入っているか
    期間・回数・人数など。「たくさん」「長く」を数字に置き換えるだけで具体性が上がります。
  • 主語が「私」になっているか
    「みんなで頑張った」ではなく、自分が何を考え、何をしたかを書きます。
  • 学びは1文で言えるか
    学びをいくつも並べると印象が薄れます。いちばん伝えたいことを1つに絞りましょう。
  • 大学で学びたいことにつながっているか
    活動の話で終わらせず、「だから貴学で◯◯を学びたい」まで書きます。

やりがちなNG例と改善のコツ

せっかくの経験も、伝え方を誤ると評価につながりません。よくある失敗と改善のコツをまとめました。

NG例なぜ弱いか改善のコツ
実績を並べるだけ人柄や学びが見えない何を感じ、どう動いたかを語る
「頑張りました」で終わる具体性がなく印象に残らない具体的なエピソードで示す
志望動機とつながらない一貫性がなく説得力不足学びを進路や目標に結ぶ
盛りすぎ・背伸び面接で深掘りされ矛盾する等身大の本音で語る

特に注意したいのが、「立派に見せようと背伸びする」ことです。面接では必ず深掘りされるため、盛った話は矛盾を生みます。むしろ、小さな経験でも自分の言葉で正直に語れるほうが、はるかに好印象です。等身大のあなたを、そのまま伝える意識が大切です。

もうひとつよくあるのが、複数の活動を詰め込みすぎてしまうケースです。あれもこれもと書くと、ひとつひとつが薄くなり、結局何が言いたいのか伝わりません。志望理由書や面接では、最も語りたい活動を1〜2つに絞り、深く掘り下げるほうが印象に残ります。

面接で深掘りされやすい質問7つ|答えの準備のしかた

総合型選抜の面接では、提出した書類をもとに「本当に本人が考えて動いたのか」が確かめられます。課外活動について聞かれやすい質問と、面接官が確かめたいことを整理しました。答えを丸暗記するのではなく、話す内容をキーワードでメモしておき、声に出して練習するのがおすすめです。

聞かれやすい質問確かめたいこと準備のしかた
その活動を始めたきっかけは?主体性・動機誘われて始めた場合も、自分が続けた理由を自分の言葉で話せるようにする
いちばん大変だったことは?どう乗り越えましたか?課題への向き合い方具体的な場面と、そのとき自分がとった行動をセットで話す
その中で、あなたの役割は何でしたか?協働の中での自分役職がなくても、自分が担っていた役割(準備・声かけ・記録など)を話す
うまくいかなかったことはありますか?振り返る力・誠実さ失敗そのものより、次にどう変えたかを中心に話す
その経験は、大学での学びにどうつながりますか?活動と進路の一貫性志望理由書と同じ軸で、学びたいことを1つに絞って話す
活動報告書の◯◯について、詳しく教えてください書類の内容の深さ・正確さ書いた内容は、数字も含めてすべて説明できるようにしておく
もう一度やるとしたら、何を変えますか?自分を客観的に見る力改善したい点を1つ、理由とあわせて具体的に話す

書類と面接の「食い違い」に注意

  • 数字が書類と違う期間・回数・人数を面接で言い間違えると、ほかの話の信頼性まで下がりかねません。提出した書類のコピーを必ず手元に残し、面接の前に読み返しましょう。
  • チームの成果を自分だけの成果のように書く深掘りされると、自分が担った部分が説明できなくなります。「チームで◯◯を達成し、私は◯◯を担当した」と分けて書くのが安全です。
  • 書類にない活動を、面接で急に語り出す話が広がりすぎて、書類で伝えた軸がぼやけることがあります。面接でも、書類で選んだ1〜2つの活動を中心に話しましょう。

【種類別】アピールしやすい課外活動

どんな活動を選べばいいか迷う人のために、種類別の特徴を掘り下げます。自分の興味と重なるものを探してみてください。

  • ボランティア・社会貢献
    「誰かの役に立ちたい」という思いを行動に移した経験は、人柄と主体性を強く印象づけます。
  • 海外・国際交流
    慣れない環境に飛び込んだ経験は、挑戦心と適応力の証明になります。語学力の裏づけにもなります。
  • 探究・研究活動
    ひとつのテーマを深く掘り下げた経験は、学問への意欲や論理的思考をアピールできます。
  • 部活動・生徒会
    長く続けた活動やリーダー経験は、継続力や周囲を巻き込む力の証明になります。

ここで大切なのは、「志望学部との関連性」を意識することです。たとえば教育・国際・福祉系を目指すなら、海外ボランティアの経験は志望動機と自然につながり、強い説得力を生みます。活動を選ぶ段階から、将来やりたいことを少し意識しておくと、あとで語りやすくなります。

とはいえ、「志望学部が決まっていないから活動も選べない」と悩む必要はありません。実際には、先に興味のある活動へ飛び込み、そこでの気づきから将来やりたいことが見えてくるケースも多くあります。順番はどちらでもよく、大切なのは行動と振り返りを重ねることです。

課外活動10種類の比較|示しやすい力・つながりやすい分野・残したい記録

総合型選抜で入学した18〜21歳の203人に聞いた民間の調査(じゅけラボ予備校、2025年1月)では、約9割(88.7%)が高校時代に何らかの課外活動に取り組んでおり、いちばん多かったのは部活動(60.1%)、次いでボランティア活動(30.5%)、探究学習・研究活動(23.2%)でした。珍しい活動である必要はありません。大切なのは、自分の活動が何を示せるかを知っておくことです。

活動示しやすい力つながりやすい分野の例始めやすさ残しておきたい記録
部活動継続力・協調性体育・健康、教育、経営など幅広くすでに取り組んでいる人が多い練習の工夫、役割、大会や発表の結果
生徒会・委員会リーダーシップ・調整力法・政治、経営、教育選挙や立候補の時期がある提案した企画、意見をまとめた場面
学校行事の運営企画力・巻き込む力経営、メディア、観光文化祭・体育祭の実行委員など企画書、参加人数、アンケート結果
探究学習課題を見つける力・論理的思考志望分野そのもの授業(総合的な探究の時間)から広げられる問い、調べた方法、発表資料
地域ボランティア主体性・思いやり福祉、教育、看護、まちづくり社会福祉協議会などの窓口で探せる活動日、回数、印象に残った場面
コンテスト・研究発表探究心・表現力理工、情報、文学、芸術募集時期と締切がある応募作品、講評、結果
資格・検定努力を続ける力・基礎力語学、情報、商業など受験日が決まっていて計画しやすい合格証、スコア、学習の記録
地域・企業のプロジェクト社会との接点・実行力経営、地域政策、環境学校や自治体の募集をきっかけにできる自分の担当、成果物、関わった人の数
大学の体験プログラム学問への意欲志望分野そのもの夏休みの公開講座・サマースクールなど受講内容、生まれた疑問
海外経験(留学・研修・海外ボランティア)挑戦心・異文化理解・語学力国際、教育、福祉、観光など費用と準備期間が必要現地での毎日の記録、写真、修了証

※「つながりやすい分野」は一例です。どの活動も、語り方しだいでさまざまな学部の志望理由につなげられます。

表のとおり、活動によって示しやすい力は違いますが、どれが上ということはありません。1つの活動を深く語り、もう1つの活動で別の力を補うという組み合わせ方も有効です。資格・検定を組み合わせたい人は、英語資格の選び方と受験時期をまとめた記事も参考にしてください。


海外経験・ボランティアが強い理由

数ある課外活動のなかでも、海外経験やボランティアは総合型選抜で特に語りやすい活動です。その理由を整理しました。

  • 「自分だけの原体験」になる
    現地でしか得られない気づきは、他の受験生と差がつくオリジナルなエピソードになります。
  • 感情が動いた経験は伝わる
    心を揺さぶられた体験は、自分の言葉で熱を持って語れます。
  • 複数の力を同時に示せる
    挑戦心・主体性・異文化理解・語学力を、ひとつの経験でまとめて示せます。

特に、海外ボランティアのように「自ら一歩を踏み出した経験」は、主体性を何よりも雄弁に物語ります。ただ参加しただけでなく、「なぜ行こうと思ったのか」「現地で何に悩み、どう乗り越えたのか」を語れれば、面接官の心に残る受験生になれます。

面接では「なぜ国内ではなく海外を選んだのか」と問われることも少なくありません。あらかじめ、海外だからこそ得られたものを言葉にしておくと、答えに詰まらず自信を持って語れます。準備段階でこの問いに向き合っておくことが、本番での安心感につながります。

ひと口に海外経験といっても、留学・研修・海外ボランティアでは、語れることや面接で聞かれやすいことが違います。期間が短いか長いかより、現地で何を感じ、帰国後に何が変わったかを話せるかどうかが大切です。種類ごとの書き方やNG例は、次の記事で詳しく解説しています。

現地校からひとこと

海外経験を課外活動として語るなら、現地で英語を使って動く機会があるかどうかが大切です。Acti-LABO(アクティラボ)はフィリピン・バコロドにあるフィリピン政府認定の語学学校で、これまで日本人留学生500名以上をサポートしてきました。街に出て現地の人にインタビューするフィールドワークなどの授業があり、受験の日程に合わせた参加時期は無料カウンセリングで相談できます。


課外活動を選ぶ前のチェックリスト

後悔しない選択のため、活動を選ぶ前に確認したいポイントをまとめました。

  • 自分の興味・関心と重なる活動を選んだ
  • 志望学部・将来の目標との関連を意識した
  • 「なぜやるのか」という動機を言葉にした
  • 短期でも本気で取り組める内容か確認した
  • 活動中に感じたことを記録する準備をした
  • 「動機→課題→行動→学び」で語れるか意識した

もし複数の候補で迷っているなら、「その活動を振り返ったとき、自分の言葉で熱く語れそうか」を基準に選んでみてください。実績の大きさよりも、心が動いたかどうかのほうが、最終的には強い武器になります。


活動記録・ポートフォリオの残し方|書類づくりで困らないために

活動報告書や志望理由書を実際に書くのは、多くの人が高3の夏前後です。一方で、語りたい活動は高1・高2のことも少なくありません。そのときになって「何月に何回行ったか」「何に驚いたのか」を思い出そうとしても、細かいことはほとんど残っていないものです。書類の説得力は、活動しているときの記録で決まると考えて、今日から残し始めましょう。

なお、かつて大学入試での活用を想定した「JAPAN e-Portfolio」という仕組みがありましたが、2020年8月に文部科学省が運営団体の許可を取り消し、同年9月にサービスが停止して、登録されていたデータも削除されました。学校で使っている記録用のサービスがあっても、大事な記録は自分の手元にも保管しておくのが安心です。

記録は3種類に分けて残す

記録の種類書くこと・集めるもの残し方の例
① 事実の記録日付、場所、時間、内容、自分の役割、関わった人数スマホのメモや表計算に、活動ごとに1行ずつ
② 気づきの記録驚いたこと、自分がやったこと、次に変えたいこと活動の直後に3分で3行(下のテンプレート)
③ 証拠写真、成果物、賞状、修了証・参加証明、学校便りや新聞の記事1つのフォルダにまとめ、紙のものはスキャンしておく

気づきの記録は「毎回3行」で十分

① 今日いちばん驚いたこと ② 自分が実際にやったこと ③ 次に変えてみたいこと

長い日記は続きません。この3行を活動のたびに書くだけで、あとで「動機→課題→行動→学び」の材料になります。特に②は「みんなで」ではなく、自分が主語の行動を書くのがコツです。

高3の春〜夏に「棚卸し」をする

ためた記録は、出願の数か月前に一度まとめて見直します。次の順番で進めると、書類に使う活動を選びやすくなります。

  • これまでの活動を、時期の順に一覧にする(小さな活動も省かない)
  • それぞれの活動に「動機・課題・行動・学び」を1行ずつ書き足す
  • 志望学部のアドミッション・ポリシーの言葉と、活動の場面を対応づける
  • 書類で深く語る活動を1〜2つに絞る
  • 参加証明や修了証が必要な活動は、発行を早めに依頼する(日数がかかることがある)
  • 活動の一覧を担任の先生にも共有する(調査書を書いてもらう参考になる)

写真・個人情報の扱いに注意

活動先で出会った人、特に子どもの顔や名前が分かる写真を、書類やSNSに載せるのは避けましょう。撮影や公開のルールは受け入れ先ごとに決まっているので、撮る前に必ず確認してください。書類には、人が写っていない成果物や活動風景の写真を選ぶと安心です。


高1〜高3の逆算スケジュール|いつまでに何をする?

文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」(2027年4月入学者向け)では、総合型選抜の出願受付は2026年9月1日以降、合否の発表は11月1日以降とされています。実際の日程は大学ごとに決まり、出願の前にエントリーや面談を行う大学もあります。書類に書ける活動は、基本的に高3の夏休みが終わるころまでと考えて、逆算して計画しましょう。

時期やることポイント
高1興味のある活動を1つ始める。探究学習のテーマも「続けられるか」で選ぶこの時期から「毎回3行」の記録をつけ始める
高1の夏〜高2の夏活動を続けながら、校外の活動にも1つ挑戦する夏休みは、ボランティア・サマースクール・海外経験など長めの活動ができる時期
高2の秋〜冬志望分野を仮に決め、3〜5校のアドミッション・ポリシーと募集要項(前年度のものでOK)を読むポリシーの言葉に対して、足りない経験を書き出す
高2の春休み足りない経験を補う、最後のまとまった休み高3の書類に「経験と振り返り」の両方を書ける最後のタイミングになりやすい
高3の4〜6月記録の棚卸し、活動報告書の下書き、証明書の依頼、担任の先生への共有出願する年度の募集要項が出たら、様式と字数を確認する
高3の7〜8月志望理由書の仕上げ、オープンキャンパス・エントリー、面接の練習書類と面接で話す内容をそろえる
高3の9月〜出願、面接・プレゼンテーション・小論文など合否の発表は11月以降が多い。一般選抜の勉強も並行する

※日程は令和9年度入試(2026年度に実施)の実施要項にもとづく目安です。大学・学部・入試方式によって異なるため、出願する年度の募集要項で確認してください。

もう1つ忘れたくないのが、一般選抜との両立です。総合型選抜の合否が出るのは秋以降のため、結果しだいでは学校推薦型選抜や一般選抜に切り替えることになります。課外活動と書類の準備に時間を使いすぎて、教科の勉強が止まってしまわないよう、高3の夏は「書類と面接の準備」と「教科の勉強」の時間を週ごとに分けて計画しておくと安心です。

高3の夏に新しい活動をするときの注意

高3の夏休みに短期留学やボランティアに参加する人もいますが、出願まで時間が短いため、次の点を確かめてから決めましょう。

  • 出願書類の締切より前に終わる日程か
    帰国・終了してから書類に反映するまで、少なくとも数週間の余裕があると安心です。
  • 今ある活動の深掘りより優先すべきか
    新しい活動を足すより、これまでの活動を振り返って語れるようにするほうが効果的なこともあります。
  • 「なぜ今この活動なのか」を説明できるか
    出願直前の活動は、面接で「受験のためでは?」と聞かれることがあります。それまでの関心とのつながりを言葉にしておきましょう。

海外での活動を考えている場合は、費用と準備期間も早めに見積もっておきましょう。フィリピンの場合、航空券・保険・現地の生活費まで含めた総額の目安は、1週間15万〜25万円、2週間18万〜30万円、4週間30万〜48万円程度です。高校生向けには、探究やボランティアなども対象になる「トビタテ!留学JAPAN」のような給付型の奨学金もあります(応募は原則として学校を通して行います)。

※費用は時期・為替・学校によって変動します。最新の見積もりや募集要項で確認してください。


これから課外活動を始める人へ

「まだ何もしていない…」という人も、焦る必要はありません。今からでも十分に間に合います。

  • 興味のあることから始める
    心が動く活動でなければ続きませんし、語る熱量も生まれません。
  • 「なぜやるのか」を意識する
    始める段階で目的を持つと、あとで語れる経験になります。
  • 短期でも本気で取り組む
    期間の長さより、その間にどれだけ本気で関わったかが大切です。
  • 記録を残す
    感じたことをメモしておくと、志望理由書を書くとき役立ちます。

特に、海外ボランティアや語学研修は、短期間でも濃い経験ができるため、これから始める人にもおすすめです。長期の準備がなくても、夏休みなどの短い期間で「自分だけの原体験」を得られます。大切なのは、完璧を目指すより、まず一歩を踏み出すことです。

「英語に自信がないから海外は無理」と感じている人もいるかもしれません。ですが、日本人スタッフが常駐し、初心者向けにサポートしてくれるプログラムを選べば、語学力に不安があっても安心して挑戦できます。むしろ、言葉の壁に苦労しながら乗り越えた経験そのものが、志望理由書で語れる貴重なエピソードになります。

課外活動の見つけ方|高校生が使いやすい窓口

「何から始めればいいか分からない」という人は、まず身近な窓口から探してみましょう。活動の内容だけでなく、高校生が参加できるか・保護者の同意が必要か・活動の記録や証明をもらえるかも、申し込む前に確かめておくと安心です。

窓口見つかりやすい活動確かめたいこと
学校(先生・掲示・探究の授業)校内の委員会、地域との連携企画、コンテストの案内探究学習のテーマと校外の活動をつなげられるか
社会福祉協議会・ボランティアセンター地域のボランティア、子ども食堂、福祉施設の手伝い高校生が参加できるか、ボランティア保険の扱い
自治体・公民館の広報まちづくりの会議、イベントの運営スタッフ募集の対象年齢、集まる頻度
大学の公開講座・高校生向けプログラムサマースクール、研究室の体験、講義の聴講申し込み時期(春〜初夏の募集が多い)、修了証の有無
海外プログラム(留学・研修・海外ボランティア)語学研修、現地での交流・ボランティア総額の費用、未成年の渡航手続き、現地での安全管理

最初から大きな活動を探す必要はありません。1回参加してみて「もっと知りたい」と感じたら続けるくらいの気持ちで十分です。続けるうちに生まれた疑問が、そのまま志望理由書の出発点になります。


差がつく課外活動をつくるなら Acti-LABO

ここまで見てきた「語れる原体験」——主体性、挑戦心、異文化理解、語学力。その4つを一度に得られるのが、バコロド現地校「Acti-LABO(アクティラボ)」です。

「机に座らない」実践型英語学校 Acti-LABO

Acti-LABOは、微笑みの街バコロドにある語学学校です。ただ授業を聞くだけの座学中心ではなく、実際に街へ出て現地の人にインタビューするフィールドワークやプレゼンテーションを中心とした「アクティブラーニング」を採用。現地の子どもたちとの交流など、総合型選抜で語れる原体験を、英語を学びながら積むことができます。

さらに、留学エージェントを通さない直接申し込みで仲介手数料がかからず、物価の安いバコロド立地で費用も大幅に節約。日本人スタッフも常駐しているので、英語初心者の高校生でも安心して、受験に活きる海外経験にチャレンジできます。

受験に活きる課外活動、まずは保護者の方と気軽に相談から。

あなたに合ったプランを一緒に考えます。


よくある質問(FAQ)

特別な実績がなくても総合型選抜は狙えますか?
狙えます。評価されるのは実績の派手さより「何を学び、どう成長したか」です。身近な活動でも、自分の言葉で語れれば十分に武器になります。
高3から課外活動を始めても間に合いますか?
間に合います。特に海外ボランティアや語学研修は短期間でも濃い経験ができます。大切なのは期間より、そこで得た学びを語れることです。
どんな課外活動が一番評価されますか?
「これが正解」という活動はありません。志望学部とつながり、自分が主体的に取り組めた活動が最も評価されます。興味のある分野から選びましょう。
海外経験は本当に有利になりますか?
自分だけの原体験になりやすく、挑戦心や主体性を示せる点で有利に働きます。ただし「なぜ行き、何を得たか」を語れることが前提です。
複数の課外活動を全部書いたほうがいいですか?
あれもこれも詰め込むと、ひとつひとつが薄くなり伝わりにくくなります。最も語りたい活動を1〜2つに絞り、深く掘り下げて語るほうが印象に残ります。
部活動だけでも、総合型選抜で評価されますか?
評価されます。総合型選抜で入学した人への民間の調査でも、高校時代の課外活動でいちばん多かったのは部活動でした。大会の結果より、続けるために工夫したことやチームの中で担った役割を、志望学部のアドミッション・ポリシーとつなげて語れるかが大切です。
学校の外でした活動は、調査書に書いてもらえますか?
調査書は先生が書くもので、2025年度入試からは部活動・資格・ボランティアなどを書く欄が1つにまとめられ、要点だけが書かれる形になりました。校外の活動は、担任の先生に伝えておくと同時に、活動報告書や志望理由書で自分の言葉で詳しく書きましょう。
活動を証明する書類は必要ですか?
大学によって違います。賞状や参加証明書のコピーの提出を求める大学もあれば、不要な大学もあります。発行に日数がかかることもあるので、証明書をもらえる活動は、終わった時点で受け取って保管しておくと安心です。
中学生のときの活動を書いてもいいですか?
「高校在学中の活動」のように対象期間を決めている大学もあるため、まず募集要項を確認してください。書けない場合でも、中学から高校まで続けている活動なら、面接で「きっかけ」として話すことはできます。
費用のかかるプログラムに参加した経験は、不利になりませんか?
有料か無料かで評価が決まるわけではありません。一方で、費用をかけたこと自体も評価の対象にはなりません。どんなプログラムでも、自分で何を考え、どう動き、何が変わったかを語れるかどうかが見られます。
オンラインで参加した活動も、課外活動として書けますか?
書けます。オンラインの講座やコンテスト、海外の人との交流なども立派な活動です。ほかの活動と同じく、参加しただけで終わらせず、自分の役割や成果、そこで生まれた疑問を具体的に書きましょう。
活動報告書は、何文字くらい書けばいいですか?
様式や字数は大学ごとに決まっています。指定の字数があれば、大きく余らせずに書くのが一般的です。字数が少ない欄では、期間・回数・役割・成果などの事実を優先し、学びや将来の目標は志望理由書で詳しく書くと、書類どうしで役割を分けられます。
課外活動と評定平均では、どちらが大事ですか?
大学によって違います。評定平均を出願の条件にしている大学もあり、その場合は条件を満たさないと出願できません。また文部科学省の実施要項では、総合型選抜でも小論文やプレゼンテーション、共通テストなどで学力を確かめることが求められています。課外活動だけに偏らず、日々の学習とあわせて準備しましょう。

参考にした公的情報・出典

この記事の入試制度・日程・データは、以下の公的機関などの公開情報をもとに確認しています(確認日:2026年9月)。入試の制度や大学ごとの出願要件は毎年変わることがあるため、出願の前に必ず志望校の最新の募集要項を確認してください。


まとめ|課外活動は「学び」を語れてこそ武器になる

総合型選抜における課外活動は、実績の派手さより「何を学び、どう成長したか」を語れることが何より重要です。ボランティアや海外経験、探究活動など、自分が主体的に取り組み、志望動機とつなげて語れる活動を選びましょう。

大切なのは、「動機→課題→行動→学び」の型で、等身大の自分を正直に伝えること。まだ何もしていない人も、今からで十分間に合います。特に海外ボランティアのような一歩踏み出す経験は、短期間でも自分だけの原体験になります。完璧を待たず、心が動く活動から始めてみましょう。

総合型選抜は、これまでの経験だけでなく「これからどう伸びていくか」も見られる入試です。今この瞬間から動き出した経験もまた、立派な武器になります。焦らず、自分のペースで一歩を踏み出してみてください。

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