
最終更新日 2024年12月18日 by Actilabo
留学は英語を学ぶだけでなく、現地での経験を通して視野を広げたり、学びを深める絶好の機会です。
その中でもおすすめしたいのが現地の映画館での映画鑑賞。海外ならではの映画体験は留学生活をより豊かにしてくれることでしょう。
本記事では、留学中に映画館に行くべき理由や、なぜ日本は洋画の公開が遅いのかについて詳しく解説します。
留学中に映画館に行くべき理由
1. 実用的な英語を学べる
映画は日常会話に近い表現が多く使われるため、リスニングスキルを磨くのに最適な教材です。
また、ストーリーを通じて単語やフレーズの文脈を学ぶことで、実践的な英語力を身につけることができます。
2. リーズナブルに楽しめる
フィリピンの映画館は日本に比べて非常にリーズナブルで、1本の映画を150~300ペソ(約400~700円)ほどで観ることができます。これなら、学生の限られた予算でも気軽に映画を楽しむことができます。
3. 日本より早く最新作を観られる
フィリピンでは、ハリウッド映画が本国アメリカと同時期に公開されることが多く、日本の公開日よりも数週間、場合によっては数カ月早く映画を楽しむことができます。これによって、日本の友達よりも早く最新作を観られるという優越感を得られることも魅力のひとつです。「もう観たよ!」といった話題で盛り上がれるのは留学生活ならではの特権です。
4. 現地の文化に触れられる
映画館はその国の文化が色濃く反映された場所です。例えば、フィリピンの映画館では観客が映画に対してリアクションを取るのが一般的です。笑いや歓声が飛び交う中で映画を観る体験は、日本の静かな映画館では味わえない特別なもの。映画そのものだけでなく、その環境全体が楽しい文化体験となるでしょう。
5. リスニング力の向上
フィリピンの映画館では英語音声の映画が主流であり、字幕すらない場合もあります。字幕がない環境では、音声に集中するしかありません。耳で英語を聞き取り、映画のストーリーやキャラクターの会話を理解しようとすることで、リスニング力が格段に鍛えられます。特に、ネイティブスピーカーのスピードや自然な発音に触れることは、教室や教材では得られない貴重な体験です。
Tips: 「聞き取れない」を楽しむ姿勢が大切
最初は聞き取れない部分が多く、難しく感じるかもしれませんが、それを楽しむことが大切です。映画では登場人物の表情、音楽なども重要な情報源です。これらを通じて、言葉だけでなく全体の流れをつかむことができます。英語のテストと違い、映画は何度も楽しく見返すことができるので、初めて観るときは全体のストーリーを理解することを重視し、次に観るときには細かい部分を注意深く聞くと、さらに効果的に学習できます。
映画「Wicked」も日本より先に見れる!?

先日、スタッフである自分は、日本公開が2025年春である、映画「Wicked」をフィリピンでお先に見てきました。
全世界で話題となっているこの作品は、ミュージカル「Wicked」の映画化作品で、原作の魅力をスクリーンで再現した壮大な一作です。魔法の国オズを舞台に、エルファバとグリンダという二人の女性の友情や葛藤、成長を描いたこの物語ですが、映画版では、ミュージカルの名曲に加え、美しい映像と迫力のある歌唱がとても感動的でした…。(あとグリンダを演じるアリアナがかわいい。)
日本で公開された際には、ぜひ映画館の大画面と音響でこの作品を楽しんでほしいと思います。
また、フィリピンの映画館では、観客がかなり大きめのリアクションをするので、笑い声や感嘆の声が劇場内から聞こえ、日本とはまた違った映画鑑賞を楽しむことができました。
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なぜ日本は洋画の公開が遅いのか?
映画好きなら、「どうして日本は洋画の公開が海外より遅いの?」と疑問に思ったことがあるかもしれません。その理由は以下の通りです。
1. 吹き替え版の制作
日本では映画の吹き替え版が一般的で、多くの人が字幕版より吹き替え版を選びます。吹き替えの声優キャスティングや録音作業に時間がかかるということが、公開時期が遅れる原因のひとつとなっています。
2. マーケティング戦略
映画配給会社は、興行収入を最大化するために公開時期を慎重に選びます。例えば、日本ではゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期に合わせて公開日を設定することが多いです。一方でフィリピンでは、映画の話題性が高いうちに早期公開される傾向があります。
3. 市場規模の違い
日本の映画市場は比較的大きいものの、公開タイミングに慎重であるため、ハリウッド映画がスムーズに公開されるとは限りません。一方でフィリピンの市場規模は小さめですが、話題性を重視して公開スピードが早いのです。
フィリピン留学中におすすめの映画館
フィリピンには多くの快適な映画館があります。中でも特に人気のある映画館を紹介します。
1. SMシネマ
SMシネマは、フィリピン全国に展開している映画館で、特にSMモール内に併設されていることが多いです。座席が非常に快適で、最新作を大画面で観ることができます。映画のチケットはリーズナブルで、予算を気にすることなく最新の映画を楽しむことができるので、学生や若者に人気です。さらに、各SMモールにはレストランやショッピングモールも併設されており、映画鑑賞後も友達と休日を満喫することができます。
2. Ayala Malls Cinemas
Ayala Malls Cinemasは、おしゃれなモール内にある映画館で、シートの質や音響設備が良いと評判らしいです。快適な座席や高音質な音響で映画を観ることができるので、少しリッチな映画鑑賞が体験可能です。また、映画だけでなく、モール内でショッピングや食事を楽しむこともできます。特別な日やリラックスしたい時間にぴったりの場所です。
3. Robinsons Movieworld
Robinsons Movieworldは、フィリピンの地方都市でも利用しやすい映画館で、バコロドにもあります。SMシネマやAyala Malls Cinemasに比べて規模は少し小さいですが、非常にアットホームな雰囲気で、地元の人々にも馴染みのある場所です。映画のラインナップは最新作をはじめ、日本未公開の映画やフィリピン独自の映画も観られることがあります。地元の映画館で現地の映画文化を体験することは、留学生にとって良い機会となるでしょう。

フィリピンの映画館を最大限に楽しむには?

・上映スケジュールを確認
映画館で観たい映画を見逃さないために、事前に上映スケジュールをチェックしましょう。各映画館は公式サイトやSNSで最新のスケジュールを公開しているので、観たい映画の日時や上映場所を確認できます。語学学校の先生に聞いてみるのもアリでしょう。
また、チケットの事前予約が可能な場合もあるので、映画の日程を決めたら早めにチェックしておくことをおすすめします。
・映画で学んだ表現を実生活で使ってみる
映画を観ることで学んだ新しい表現やフレーズは、実生活で積極的に使ってみましょう。友達との会話や、学校、バコロドの街でのやり取りの中で、映画で覚えた表現を使うことで、英語を実際に使う自信がつきます。また、映画で学んだ表現を覚えておくと、会話にリズムが生まれ、スムーズに話せるようになります。
・友達と感想を共有する
映画を観た後、友達とその映画について感想を話し合うことは、語学学習にも非常に効果的です。特に英語で感想を共有することで、スピーキングスキルが向上します。自分が感じたことを英語で表現することで、語彙力や表現力を鍛えることができ、リスニング力の向上にもつながります。映画の内容やキャラクターについて話し合うことで、より深く映画を理解することができ、英語学習を楽しみながら進めることができます。
Tips: ミュージカル映画の話題で先生と仲良くなろう
フィリピン人の先生たちはそのほとんどが歌が大好きなので、ミュージカル映画を一緒に見ようものなら、翌日は劇中の曲で大盛り上がりすること間違いなしです!
まとめ
留学中に映画館に行くことは、英語学習や現地文化の体験、さらには日本の友達に一足早く話題の映画を楽しむという特別な体験を得ることができます。リーズナブルな価格で映画を楽しめるフィリピンでは、気軽に映画館に足を運ぶことが可能です。
映画館での時間は、留学生活をさらに充実させてくれるでしょう。最新作のストーリーに胸を躍らせながら、英語力を磨き、現地の文化に触れる素晴らしい体験をぜひ味わってみてください!