新型コロナの影響どうなってる?|フィリピン現地リアルレポート[フィリピン留学新聞57]

最終更新日 2025年03月11日 by Actilabo

 
こんにちは、Acti-LABOのSayoです!

世界的な感染拡大を見せている「新型コロナウィルス」。
ここフィリピンでも感染者が確認されており、感染拡大を防ぐための措置が始まっています。
 
 
国内の感染者数がまだ10名程度だった時点でドゥテルテ大統領は非常事態宣言を出し、
数日後には首都マニラ封鎖夜間外出禁止令、そして外国からの渡航者の規制
と、ここ10日ほどの間で、平和だった日常は一気に変わってしまいました。
 
 
アクティラボに留学中だった生徒さんのほとんどが、
マニラが封鎖されることで帰国便の確保が難しくなることから、急きょフライトを変更して帰国しました。

また政府の要請により、フィリピン国内の語学学校の多くが閉鎖を決断し、
アクティラボでも4月14日まで新規生徒さんの受け入れを停止しています。

3月〜4月に留学予定だったのに来られなくなってしまった方、
またそれ以降にお申し込みいただいている方。

フィリピン国内の現状はどうなっているの???

と、心配されていることと思います。

今回はこの10日の間に起きたフィリピン国内での動き、現在継続されている措置、
そしてアクティラボ周辺の実際の様子をお届けしたいと思います!

目次
1.  現在のフィリピン国内の感染者数
2.  都市封鎖と日本からの入国制限
3.  市内の様子(アクティラボ周辺)
4.  まとめ

1. 現在のフィリピン国内の感染者数

3月22日現在、フィリピン国内の感染者数は380人
PUI(感染の疑いがあり検査中の人)は593人、回復した人は17人と報告されています。

大統領がマニラ封鎖を発表した3月12日の時点では感染者48人でしたので、
この10日間で約12倍にも増えていることがわかります。

なお、ほとんどの感染者はマニラで確認されており、
バコロドでは3月21日に初めて1名の感染が確認されました。
アクティラボのあるシライ・エリアでは、感染者は確認されておりません。

3月22日4pm現在のフィリピン国内感染者数

2. 都市封鎖と日本からの入国制限

マニラ封鎖のニュースから3日目、バコロド市が「コミュニティ隔離」措置を発表しました。

このコミュニティ隔離によって、バコロド市内から市外に出る、又は市外から市内に入る時には必ずチェックポイントを通過しなければならず、
 
基本的にはバコロド市内に住所がある人以外の行き来は禁止とされているため、
Acti-LABOのあるシライ・エリアからバコロドへ入ることは当面難しくなってしまいました。

さらにこの日から、バコロド・シライ空港発着の全ての国内線フライト、
フェリーや長距離バスなどの移動手段も全て運行休止

バコロドから日本への直行便は出ていないため、必ずマニラやセブ、クラークなどを経由する必要があります。
 
しかしこの日からマニラやセブに移動することは完全にできなくなり、
バコロドにいる日本人の帰国は不可能に・・・!
(フィリピン政府が帰国困難者の支援を発表していますが、現時点でチャーター便の手配は確定しておりません。)

フィリピンからの出国は厳しい。では入国は?
 
日本人の入国禁止が正式に発表されたわけではありませんが、
3月19日、政府は全ての国に対してビザ発給を停止すでに発給されたビザも無効と発表。
これまで日本人は30日間までの滞在ならビザ免除でフィリピン入国できましたが、それも停止となりました。
 
つまり、現在日本からフィリピンへ留学に来ることは実質できなくなっています

入ることも出ることもできない、鎖国状態のフィリピン。
その国内はどんな状況になっているのでしょうか?

3. 市内の様子(アクティラボ周辺)

学校のあるシライ・エリアでは現時点で感染者は確認されていません

そのため 現在正式に発表されている規制は、
・65歳以上のシニアと学生に対する外出禁止
・その他の一般人は夜間(22時以降)の外出禁止

地域によっては全ての住民の外出を厳しく取り締まっているところもあるようですが、
基本的には昼間は自由に外出できるので、市内にも一見大きな変化はないように感じられます

しかし街を歩いてみると、
レストランは自主的にクローズのお店が多く、外食できるお店も限られています。
テイクアウトのみ対応しているお店も増えました。

いつもは学生さんで賑わっているプラザもがらーん。

トライシクルの数は減りましたが、それでも移動に困らない程度には走っています。
トライシクルがいないと本当にどこにも行けず困るので、
厳しい状況の中お仕事をしてくれていることに心から感謝・・・!

市内のスーパーマーケットSaveMoreに来てみました。

入り口では必ず両手にアルコール消毒をしてもらいます。

お客さんの数は、普段より若干少なめかな?という程度。
まだまだ皆さん、買い物には自由に出かけている様子です。

食パン(半斤)はお1人様4袋まで!と書かれていますが、
すでに1袋も残っていません・・・。

過剰な買い占め行為は特に見られませんが、冷凍食品やパンの棚はすっかり空っぽ。

他にもインスタントラーメンや、消毒用アルコール、キッチンペーパーなどは
お1人様◯個まで、というように購入規制がかかっています

いつシライも封鎖になり外出禁止になるかわからないので、
私たちも突然の政府のお達しに備えて多めに備蓄するようにしています。

4. まとめ

ここまで、現時点でフィリピン政府が発表しているコロナウィルス感染拡大を避けるための措置、
また学校周辺の様子をお伝えしました。

フィリピン国内では3月12日のマニラ封鎖を境に、さまざまな措置が発表され続けています。
しかし一度発表された情報も、すぐに撤回や変更されることも珍しくありません

措置内容がコロコロと変わったり、追加されたり。
また「バコロドで◯名の感染者が◯◯病院に収容されている!」等のデマが流れることもあり、
何が本当の情報なのかが分からず、現地でも混乱が続いている状況です。

最新の情報をこまめにチェックし、間違った情報に踊らされないことが何よりも大切と言えるでしょう
 
 
 

後悔のないフィリピン留学を!

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Sayo

アクティラボのへなちょこ女社長です。フィリピン・バコロドにて英語留学、語学学校スタッフ勤務、フィリピン一周旅行、1年間のバコロド沈没生活を経て、アクティラボ実践型「机に座らない」英語学校を開設。現在は2児の母となり、バイリンガル育児にも奮闘中!