最終更新日 2025年12月24日 by Actilabo
フィリピン留学を検討しているけれど、できるだけ費用を抑えて充実した留学生活を送りたいと考えていませんか?
実は、フィリピン留学では選ぶ地域によって留学費用が2〜3割も変わります。同じ1ヶ月の留学でも、地域選びを間違えると10万円以上も損をする可能性があるのです。
私たちは2010年からフィリピン留学のサポートを行い、これまで3,000名以上の留学生を送り出してきました。その経験から断言できることは「地域選びが留学の成功を左右する」ということです。
この記事では、フィリピン留学で費用が安い地域TOP7を最新の料金データとともに徹底比較し、各都市の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
記事を読めば、予算に合わせた最適な留学先の選び方がわかり、無駄な出費を抑えながら質の高い英語教育を受けられる地域が見つかります。
📌 結論
最も安い地域はバコロド(1ヶ月10〜15万円)、コスパ最強はイロイロ(1ヶ月12〜16万円)です。留学費用を最大限抑えたい方は、最後まで読んで自分に合った地域を見つけてください。
フィリピン留学の費用が地域で大きく変わる理由
フィリピン留学を検討する際、多くの人が「どの地域も同じくらいの費用だろう」と思い込んでいます。しかし、実際には地域によって留学費用は大きく異なります。
地域選びを適当に決めてしまうと、同じ期間・同じ授業内容でも数十万円の差が出ることがあります。フィリピン留学で費用が地域によって変わる理由を理解すれば、賢く留学先を選べるようになります。
地域別の物価差が留学費用に直結
フィリピンは地域によって物価が大きく異なります。特に都市部と地方都市では30〜40%もの物価差があり、留学費用に直接影響します。
セブやマニラなどの大都市は観光地としても人気が高く、外国人が多く訪れるため物価が高めに設定されています。レストランでの食事は500〜800ペソ(約1,500〜2,400円)が相場ですが、バコロドやイロイロなどの地方都市では300〜500ペソ(約900〜1,500円)程度で済みます。
💡 ポイント
スタッフの人件費も地域差が大きく、マニラの最低賃金は1日610ペソですが、バコロドでは約450ペソと約26%も安くなっています。語学学校は現地スタッフや講師を多く雇用するため、人件費が安い地域では授業料も抑えられます。
宿泊施設の賃貸料金も同様です。セブの学生寮は月4〜6万円が相場ですが、イロイロやバコロドでは3〜4万円程度で借りられます。物価が安い地域を選べば、授業料・滞在費・生活費すべてが自然と安くなります。
主要都市と穴場エリアの費用差
フィリピン留学で人気の主要都市と穴場エリアでは、具体的にどれくらいの費用差があるのでしょうか。
セブやマニラなどの主要都市は、1ヶ月の留学費用が18〜28万円かかります。語学学校の選択肢が多く、日本人スタッフのサポートも充実していますが、その分費用は割高です。観光客や留学生が多いため、レストランや娯楽施設も外国人向けの価格設定になっています。
一方、バギオやイロイロなどの穴場エリアでは、1ヶ月の留学費用が12〜18万円程度に抑えられます。観光地化されていないため物価が安く、地元の人々と同じ価格で生活できます。語学学校の数は主要都市より少ないものの、教育の質は決して劣りません。
✨ 穴場中の穴場
特にバコロドやドゥマゲッティは、セブより20〜30%も安い費用で留学できる穴場中の穴場です。1ヶ月10万円台前半から留学できるため、予算が限られている学生や長期留学を考えている人に最適です。
主要都市と穴場エリアの費用差は、1ヶ月で5〜10万円、3ヶ月では15〜30万円にもなります。留学の目的や優先順位を明確にして、自分に合った地域を選びましょう。
地域選びで総額が50万円以上変わることも
地域選びの重要性を理解するために、具体的な試算例を見ていきましょう。
3ヶ月間の留学を想定した場合、マニラで留学すると総額約75万円かかります。内訳は授業料・滞在費50万円、現地生活費15万円、航空券・保険10万円です。マニラは首都で利便性が高い反面、物価も高く設定されています。
同じ3ヶ月間でバコロドを選んだ場合、総額は約45万円に抑えられます。内訳は授業料・滞在費30万円、現地生活費8万円、航空券・保険7万円です。この差額30万円は、追加で1ヶ月留学を延長できるほどの金額です。
| 地域 | 3ヶ月総額 | 差額 |
|---|---|---|
| バコロド | 約45万円 | 30万円 |
| マニラ | 約75万円 |
イロイロやドゥマゲッティを選んだ場合も同様に、セブやマニラより20〜25万円安く済みます。6ヶ月の長期留学になると、地域による費用差は50万円以上にもなります。
長期留学を考えている人ほど、地域選びが重要になります。同じ予算でより長い期間留学できれば、英語力の向上も期待できます。目先の利便性だけでなく、トータルコストを考えて地域を選びましょう。
【費用が安い順】フィリピン留学おすすめ地域TOP7
フィリピン留学で費用を抑えたいなら、地域選びが最も重要です。ここでは、費用が安い順にTOP7の地域を詳しく紹介します。
各地域の費用目安、特徴、メリット・デメリットを具体的に解説するので、予算と目的に合った最適な留学先を見つけてください。すべて2025年最新の料金データに基づいた情報です。
1位:バコロド|最安値の穴場都市
💰 1ヶ月の費用目安:10〜15万円
バコロドは、フィリピン留学で最も費用が安い地域です。ネグロス島の中心都市で、「微笑みの街」として知られ、地元の人々の温厚な人柄が特徴です。
セブやマニラと比べて観光客が少なく、地元の生活に密着した環境で英語を学べます。物価が非常に安いため、授業料だけでなく日々の食事や交通費も大幅に節約できます。現地のレストランでは1食200〜300ペソ(約600〜900円)で十分な食事ができます。
✅ メリット
- セブより20〜30%安い費用で留学できる
- 週末は近くのビーチや観光地に格安で行ける
- 日本人が少ないため、英語を使う機会が自然と増える
- 落ち着いた環境で誘惑が少なく、勉強に集中できる
❌ デメリット
- 日本からの直行便がなく、マニラやセブ経由で行く必要がある
- 語学学校の選択肢がセブやマニラより少ない
- 日本人スタッフが常駐していない学校もある
- 都会的な娯楽施設は限られている
👥 おすすめな人
費用を最重視する人、静かな環境で集中して勉強したい人、現地の文化にどっぷり浸かりたい人です。長期留学を考えている人にとって、バコロドの安さは大きな魅力になります。
2位:イロイロ|コスパ最強の学園都市
💰 1ヶ月の費用目安:12〜16万円
イロイロは、パナイ島にある「学園都市」として知られる地域です。多くの大学が集まる教育都市で、教育水準が高く、治安も良好です。
フィリピン国内でも「最も住みやすい都市」として評価されており、留学生にとって理想的な環境が整っています。物価はバコロドと同程度で、セブより15〜20%安く抑えられます。
✅ メリット
- 費用の安さと教育の質の高さを両立
- 講師の質が高く、発音もクリアで聞き取りやすいと評判
- 治安が良く、夜でも比較的安心して外出できる
- 地元の大学生との交流機会があり、実践的な英語を使える
- 日本人留学生の数が適度で、英語環境を保ちやすい
❌ デメリット
- 観光地が少なく、リゾート気分を味わいにくい
- 娯楽施設はセブやマニラほど充実していない
- 語学学校の数はセブより少ない(ただし質の高い学校が揃っている)
👥 おすすめな人
勉強重視の人、コスパと質のバランスを求める人、治安を重視する人です。真剣に英語力を伸ばしたい人にとって、イロイロは最高の環境を提供します。
3位:ドゥマゲッティ|隠れた人気スポット
💰 1ヶ月の費用目安:12〜17万円
ドゥマゲッティは、ネグロス島の東海岸に位置する穏やかな港町です。欧米人の移住先として人気が高く、リラックスした雰囲気が特徴です。
「ジェントルピープルの街」と呼ばれるほど治安が良く、のんびりとした環境で英語を学べます。セブから高速船で約3時間とアクセスも比較的良好です。
✅ メリット
- 治安の良さと自然豊かな環境
- ダイビングスポットとして有名で、週末はマリンスポーツを楽しめる
- 欧米人が多く住んでおり、ネイティブスピーカーと交流できる
- ビーチリゾートの雰囲気を味わいながら、セブより安い費用で留学できる
- カフェ文化が発達しており、おしゃれなカフェで勉強できる
❌ デメリット
- 語学学校の数が少なく、選択肢が限られる
- 都会的な生活を求める人には物足りない可能性がある
- 大型ショッピングモールや娯楽施設は少ない
👥 おすすめな人
落ち着いた環境を希望する人、自然が好きな人、マリンスポーツを楽しみたい人です。勉強とリラックスのバランスを取りたい人に最適です。
4位:バギオ|スパルタ環境の避暑地
💰 1ヶ月の費用目安:13〜18万円
バギオは、ルソン島北部の標高1,500mに位置する避暑地です。年間を通して涼しい気候で、フィリピンの「夏の首都」として知られています。
スパルタ式の語学学校が多く、短期間で集中的に英語力を伸ばしたい人に人気の地域です。誘惑が少ない環境で、真剣に勉強に取り組めます。
✅ メリット
- 涼しい気候(平均気温18〜22度)で勉強に集中できる
- スパルタ校が多く、朝から晩まで英語漬けの生活を送れる
- 平日外出禁止、義務自習など厳しいルールで強制的に勉強できる
- 物価はセブより安く、学費も10〜15%程度抑えられる
- 治安も比較的良好で、地元の人々はフレンドリー
❌ デメリット
- 日本からの直行便がなく、マニラから約6時間のバス移動が必要
- 山岳地帯のため、移動中は乗り物酔いしやすい
- 娯楽が少なく、気分転換の選択肢が限られる
- スパルタ環境が合わない人には息苦しい可能性がある
- ビーチやリゾート気分を味わいたい人には不向き
👥 おすすめな人
短期集中で結果を出したい人、暑いのが苦手な人、誘惑を断ち切って勉強したい人です。TOEICやIELTSなどの試験対策を本気で取り組みたい人に最適です。
5位:クラーク|ネイティブ講師が多い元米軍基地
💰 1ヶ月の費用目安:15〜20万円
クラークは、パンパンガ州にある元米軍基地の跡地です。アメリカ軍が駐留していた歴史から、欧米人が多く住み、ネイティブスピーカーの講師が多いのが特徴です。
フィリピン留学でありながら、ネイティブ講師の授業を受けられる貴重な地域です。アメリカ風の街並みが残っており、欧米的な雰囲気を感じられます。
✅ メリット
- ネイティブ講師の授業を受けられる(アメリカ、イギリス、オーストラリア出身)
- 治安が良く、計画的に整備された街並みで安心
- マニラから車で約2時間とアクセス良好
- クラーク国際空港があり、日本からの直行便も就航
- ゴルフ場やカジノなどの娯楽施設が充実
❌ デメリット
- セブより費用が割高
- ネイティブ講師の授業は追加料金がかかる場合がある
- 観光地としての魅力は限定的
- 語学学校の数はセブやマニラほど多くない
👥 おすすめな人
ネイティブ発音を重視する人、治安を重視する人、ゴルフなどの趣味を楽しみたい人です。将来欧米留学を考えている人の準備段階としても最適です。
6位:セブ島|人気No.1のリゾート地
💰 1ヶ月の費用目安:18〜25万円
セブ島は、フィリピン留学で最も人気が高い地域です。語学学校の選択肢が最も多く、日本人スタッフのサポートも充実しています。
リゾート地としても有名で、美しいビーチや観光スポットが豊富にあります。日本から直行便で約4時間半とアクセスも抜群です。
✅ メリット
- 圧倒的な利便性と学校の選択肢の多さ
- 初級者向けから上級者向け、ビジネス英語、試験対策など幅広い対応
- 日本人スタッフが常駐している学校が多く、初めての留学でも安心
- 週末はアイランドホッピング、ダイビング、ショッピングを満喫
- 大型ショッピングモールや日本食レストランも充実
- 医療施設も整っており、万が一の病気やケガでも対応可能
❌ デメリット
- 他都市より2〜3割費用が高い
- 物価が高く、外食や娯楽にお金がかかる
- 日本人留学生が多く、日本語を使う機会が増えてしまう可能性がある
- 観光地化されており、現地の生活文化を深く体験しにくい
- 誘惑が多く、勉強に集中しにくいと感じる人もいる
👥 おすすめな人
利便性を重視する人、観光も楽しみたい人、初めての留学で不安な人です。短期留学で効率的に学びたい人にも向いています。
7位:マニラ|首都の利便性とビジネス英語
💰 1ヶ月の費用目安:18〜28万円
マニラは、フィリピンの首都で最も都会的な地域です。ビジネスの中心地であり、ビジネス英語を学びたい人に最適な環境が整っています。
高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みで、都会的な生活を送りながら英語を学べます。日本から直行便が最も多く、アクセスの利便性は抜群です。
✅ メリット
- ビジネス英語に特化したカリキュラムが充実
- 企業研修を受け入れている語学学校が多い
- フィリピン企業との提携プログラムやインターンシップの機会がある
- 都会的な生活環境(ショッピング、グルメ、エンターテイメント)
- 日本からの直行便が1日複数便あり、週末に一時帰国も可能
- 国際的なビジネス環境を体験できる
❌ デメリット
- フィリピン留学の中で最も費用が高い
- 物価が高く、特に外食費や娯楽費がかさむ
- 治安面では注意が必要なエリアがあり、夜間の外出に注意
- 交通渋滞が激しく、移動に時間がかかる
- 排気ガスや騒音など、都会特有のストレスがある
- 観光地としての魅力は限定的
👥 おすすめな人
ビジネス英語を重視する人、都会生活を希望する人、短期滞在の社会人です。キャリアアップを目指すビジネスマンに最適な環境が整っています。
フィリピン留学の地域別費用比較表【一目で分かる】
各地域の費用を具体的に比較することで、予算に合った留学先を選びやすくなります。ここでは、期間別・都市別の費用を一覧表でわかりやすく示します。
実際の留学費用には何が含まれているのか、項目ごとの内訳も詳しく解説します。費用の全体像を把握して、無駄な出費を防ぎましょう。
期間別・都市別の費用一覧表
フィリピン留学の主要7都市について、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の期間別に費用をまとめました。費用には授業料、滞在費、食費が含まれています。
| 地域 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
|---|---|---|---|
| バコロド | 10〜15万円 | 30〜45万円 | 60〜90万円 |
| イロイロ | 12〜16万円 | 36〜48万円 | 72〜96万円 |
| ドゥマゲッティ | 12〜17万円 | 36〜51万円 | 72〜102万円 |
| バギオ | 13〜18万円 | 39〜54万円 | 78〜108万円 |
| クラーク | 15〜20万円 | 45〜60万円 | 90〜120万円 |
| セブ島 | 18〜25万円 | 54〜75万円 | 108〜150万円 |
| マニラ | 18〜28万円 | 54〜84万円 | 108〜168万円 |
表を見ると、バコロドとマニラでは1ヶ月あたり8〜13万円、6ヶ月では48〜78万円もの差があることがわかります。
💡 重要ポイント
長期留学になるほど費用差が大きくなるため、3ヶ月以上の留学を考えている人は地域選びが特に重要です。バコロドで6ヶ月留学する費用で、マニラなら3〜4ヶ月しか滞在できない計算になります。
費用の幅があるのは、選ぶ語学学校や部屋タイプ(1人部屋か複数人部屋か)によって変わるためです。1人部屋を希望する場合は上限に近い金額、4人部屋などを選べば下限に近い金額で済みます。
費用項目の内訳(何にいくらかかる?)
フィリピン留学の総費用は、日本で支払う費用と現地で支払う費用に分かれます。具体的な内訳を理解すれば、節約できるポイントが見えてきます。
🇯🇵 日本で支払う費用
授業料・滞在費・食費
日本で語学学校に支払います。1ヶ月あたり8〜20万円が相場で、地域や学校によって大きく異なります。安い地域ではマンツーマン授業が1日4〜6時間で月8万円から、高い地域では同じ内容で月15万円以上かかります。
入学金
1〜2万円程度です。学校によっては無料の場合もあります。
航空券
往復3〜8万円が目安です。時期によって大きく変動し、ゴールデンウィークや夏休みシーズンは高くなります。LCCを利用すれば3万円台から購入できますが、荷物制限に注意が必要です。
海外旅行保険
1ヶ月で5千〜1万5千円、3ヶ月で1万5千〜4万円程度です。クレジットカード付帯保険を活用すれば節約できますが、補償内容をしっかり確認しましょう。
🇵🇭 現地で支払う費用
SSP(特別就学許可証)
約6,500ペソ(約2万円)で、フィリピンで勉強するために必須です。すべての留学生が支払う必要があります。
ACR-Iカード(外国人登録証)
約3,500ペソ(約1万円)で、59日以上滞在する場合に必要です。
ビザ延長費用
滞在期間によって異なります。30日まで無料、59日まで約4,000ペソ(約1万2千円)、3ヶ月で約1万ペソ(約3万円)、6ヶ月で約3万ペソ(約9万円)です。
教科書代
1冊500〜1,500ペソ(約1,500〜4,500円)で、レベルや科目によって必要な冊数が変わります。
水道光熱費
月2,000〜4,000ペソ(約6千〜1万2千円)です。学校によっては固定料金、使用量に応じた従量制などがあります。
生活費(お小遣い)
月2〜5万円が目安です。外食の頻度、週末の過ごし方によって大きく変わります。節約すれば月2万円以内に抑えることも可能です。
最安値と最高値の差額
最安値のバコロドと最高値のマニラでは、どれくらいの費用差があるのか具体的に比較してみましょう。
💰 1ヶ月留学の場合
- バコロド: 総額約25万円(授業料・滞在費12万円、現地費用5万円、航空券・保険8万円)
- マニラ: 総額約40万円(授業料・滞在費23万円、現地費用5万円、航空券・保険12万円)
- 差額:15万円
💰 3ヶ月留学の場合
- バコロド: 総額約55万円(授業料・滞在費36万円、現地費用11万円、航空券・保険8万円)
- マニラ: 総額約95万円(授業料・滞在費69万円、現地費用14万円、航空券・保険12万円)
- 差額:40万円
3ヶ月で40万円の差があれば、その金額でさらに1〜2ヶ月留学を延長できます。バコロドで5ヶ月留学する費用で、マニラでは3ヶ月しか滞在できない計算です。
💰 6ヶ月留学の場合
- バコロド: 総額約95万円(授業料・滞在費72万円、現地費用15万円、航空券・保険8万円)
- マニラ: 総額約165万円(授業料・滞在費138万円、現地費用15万円、航空券・保険12万円)
- 差額:70万円
6ヶ月の長期留学では、地域選びで70万円も節約できます。節約した費用を使って、留学後に欧米への短期留学や旅行に行くことも可能です。
費用だけで判断するのではなく、学習環境や生活の快適さも考慮する必要があります。しかし、予算が限られている人にとって、地域による費用差は見逃せないポイントです。
同じ予算でより長く学べる地域を選ぶか、短期間でも利便性の高い地域を選ぶか、自分の優先順位を明確にして決めましょう。
目的別・予算別のおすすめ地域の選び方
フィリピン留学では、費用の安さだけで地域を選ぶと失敗する可能性があります。留学の目的や優先順位によって、最適な地域は変わります。
ここでは、具体的な目的や予算に合わせたおすすめ地域を紹介します。自分の状況に当てはまるパターンを見つけて、後悔しない地域選びをしましょう。
予算20万円以下で1ヶ月留学したい
予算を徹底的に抑えたい人には、バコロド、イロイロ、ドゥマゲッティがおすすめです。
バコロドは1ヶ月10〜15万円で留学でき、フィリピン留学の中で最安値です。授業料・滞在費・食費込みで12万円程度の学校もあり、現地費用を含めても総額20万円以内に収まります。物価が安いため、週末の外食や観光も格安で楽しめます。
イロイロは1ヶ月12〜16万円で、教育の質と費用のバランスが最も優れています。講師の質が高く評価されており、安いからといって教育レベルが低いわけではありません。治安も良好で、初めての留学でも安心して過ごせます。
ドゥマゲッティは1ヶ月12〜17万円で、リゾート気分も味わえる穴場です。ビーチが近く、週末はマリンスポーツを楽しめます。欧米人が多く住んでいるため、多国籍な環境で英語を使う機会が増えます。
💡 節約ポイント
- 複数人部屋を選ぶことで月2〜5万円節約できます
- 4人部屋なら1人部屋より月4万円以上安くなる学校もある
- ルームメイトと英語で会話する機会も増え、スピーキング力向上にもつながる
- 食事なしプランを選べる学校では、自炊や学食を利用して食費を抑えられる
- 航空券はLCCの早期予約割引を利用し、平日出発を選べば往復3万円台
勉強に集中したい(誘惑が少ない環境)
誘惑を断ち切って勉強に集中したい人には、バギオ、イロイロ、バコロドがおすすめです。
バギオは、フィリピン留学の中で最も勉強に集中できる環境です。スパルタ式の語学学校が多く、平日外出禁止、義務自習、朝のボキャブラリーテストなど、厳しいルールが設けられています。娯楽施設が少なく、自然と勉強に向き合う環境が整っています。
涼しい気候で体力を消耗しにくく、長時間の学習も苦になりません。多くの学校が山の中腹や郊外に位置しており、街の喧騒から離れた静かな環境です。
イロイロは学園都市で、勉強する雰囲気が街全体に漂っています。語学学校は郊外に位置することが多く、リゾート地のような誘惑がありません。カフェで勉強する文化が根付いており、放課後も自主学習する留学生が多くいます。
バコロドは観光地化されておらず、娯楽施設が限られています。週末も特別なイベントが少ないため、自然と勉強時間が増えます。日本人留学生が少ないため、日本語を使う機会が減り、英語環境を保ちやすいです。
🏫 スパルタ校の選択肢
バギオには「PINES」「MONOL」「BECI」などの有名スパルタ校があります。1日10時間以上の学習プログラムで、短期間で結果を出したい人に最適です。イロイロやバコロドにもセミスパルタ校があり、平日は厳しく週末は自由というバランス型のプログラムを提供しています。
観光も楽しみたい(リゾート重視)
勉強だけでなく観光やリゾート気分も楽しみたい人には、セブ島、ドゥマゲッティがおすすめです。
セブ島は、フィリピン留学で最も観光地化された地域です。美しいビーチ、アイランドホッピング、ダイビング、ショッピングモール、レストランなど、週末の選択肢が豊富にあります。
マクタン島のリゾートエリアには高級ホテルが立ち並び、デイユースで利用できる施設もあります。ボホール島への日帰りツアーや、オスロブでのジンベエザメツアーなど、観光スポットへのアクセスも良好です。
語学学校の中には、平日は集中して勉強し、週末はアクティビティを楽しむプログラムを提供している学校もあります。勉強と遊びのメリハリをつけやすい環境です。
ドゥマゲッティは、セブよりも落ち着いたビーチリゾートです。ダイビングスポットとして世界的に有名で、週末はダイビングやシュノーケリングを楽しめます。アポ島へのアイランドホッピングは、透明度の高い海と豊富な海洋生物が魅力です。
欧米人が多く住む地域で、おしゃれなカフェやレストランが点在しています。観光客で混雑していないため、ゆったりとしたリゾート気分を味わえます。
🏖️ 週末の観光スポット情報
セブ: カワサン滝、オスロブのジンベエザメツアー、ボホール島のチョコレートヒルズなどが人気。どのスポットも日帰りで行けるため、週末を有効活用できます。
ドゥマゲッティ: アポ島、シキホール島、ツインレイクなどが観光名所。セブのような賑やかさはありませんが、自然の美しさを堪能できます。
初めての留学で不安(サポート充実)
初めての留学で不安がある人には、セブ島、バギオがおすすめです。
セブ島は、日本人スタッフが常駐している語学学校が最も多い地域です。困ったことがあれば日本語で相談でき、病気やトラブルの際も安心です。日本人向けのサポート体制が整っている学校が多く、生活面での不安を最小限に抑えられます。
大型病院や日本人が対応できるクリニックもあり、医療面でも安心です。日本食レストランやスーパーで日本の食材を購入できるため、食事面での心配もありません。
情報が豊富で、留学前にインターネットで詳しくリサーチできます。口コミや体験談も多く、事前に学校の雰囲気を把握しやすいです。
バギオは、教育面でのサポートが充実しています。スパルタ校が多いため、学習計画や進捗管理を学校側がしっかり行ってくれます。英語初心者でも、段階的に学べるカリキュラムが組まれているため、置いていかれる心配がありません。
日本人マネージャーが在籍している学校も多く、学習面での相談や進路相談に対応してくれます。学生同士の交流も盛んで、留学生コミュニティが形成されやすい環境です。
🔰 日本人スタッフ常駐校が多い理由
セブとバギオが日本人留学生の受け入れ実績が長いためです。長年の経験から、日本人が抱えやすい悩みや問題を理解しており、適切なサポートを提供できます。初めての海外生活で不安な人、英語力に自信がない人、トラブル対応が心配な人は、日本人スタッフがいる学校を選ぶことで安心して留学生活を送れます。
長期留学(3ヶ月以上)でコスパ重視
3ヶ月以上の長期留学でコスパを重視する人には、イロイロ、バコロドがおすすめです。
イロイロは、長期留学に最適な環境が揃っています。教育の質が高く、講師の定着率も良好です。長期間同じ講師に教わることで、学習の継続性が保たれ、効率的に英語力を伸ばせます。
物価が安く、生活費を抑えられるため、長期滞在でも経済的負担が少なくなります。治安が良好で、長期間安心して暮らせる環境です。大学が多く、現地の学生との交流機会もあり、実践的な英語を使う場面が多くあります。
バコロドは、長期留学の費用を最も抑えられる地域です。6ヶ月の留学でも総額100万円以内に収まる学校が多くあります。節約した費用を、帰国後の就職活動や次のステップに回せます。
地元の人々との交流が深く、フィリピン文化をじっくり体験できます。観光地化されていないため、長期間滞在しても飽きない落ち着いた環境です。
🎁 長期割引が適用される学校情報
多くの語学学校では12週間以上の申し込みで5〜10%の割引が適用されます。24週間以上になると10〜15%割引が受けられる学校もあります。
イロイロやバコロドの学校では、長期留学者向けに特別なプログラムを用意している場合があります。前半は基礎固め、後半は試験対策やビジネス英語など、段階的にレベルアップできるカリキュラムです。
長期留学では、途中で帰国する際の航空券代も考慮する必要があります。マニラやセブは直行便があり、急な帰国でも対応しやすいですが、イロイロやバコロドは経由便のため計画的な日程調整が必要です。
安い地域を選ぶ時の注意点とデメリット
費用が安い地域には魅力がありますが、安さだけで選ぶと後悔する可能性があります。留学を成功させるためには、デメリットもしっかり理解しておく必要があります。
ここでは、安い地域を選ぶ際に必ず確認すべき注意点を解説します。事前に知っておけば、対策を立てて充実した留学生活を送れます。
安さだけで選ぶと失敗する理由
費用が安いという理由だけで地域を選ぶと、留学の目的を達成できない可能性があります。
教育の質の確認が必要です。安い地域でも質の高い教育を提供している学校はたくさんありますが、中には講師の質やカリキュラムが不十分な学校も存在します。
講師の採用基準や研修制度を確認しましょう。質の高い学校は、講師に対して定期的なトレーニングを実施し、教育スキルの向上に力を入れています。口コミサイトやSNSで実際の留学生の評価をチェックすることも重要です。
授業内容がマンツーマン中心か、グループレッスンが多いかによって、学習効果は大きく変わります。安い学校の中には、グループレッスンの比率が高く、話す機会が少ない場合もあります。
⚠️ 日本人サポート体制の有無も確認が必要
費用を抑えるために日本人スタッフを配置していない学校もあります。英語力に自信がない人や初めての留学の場合、困ったときに日本語で相談できないと大きなストレスになります。
病気やトラブルが発生したとき、英語だけで対応するのは想像以上に大変です。事前に学校のサポート体制を確認し、緊急時の連絡先や対応方法を把握しておきましょう。
学校の設備・清潔さは、長期留学になるほど重要です。安い学校の中には、施設が古く、Wi-Fi環境が不安定な場合もあります。部屋にエアコンがない、シャワーのお湯が出ないなど、生活の快適さに影響する問題もあります。
写真だけでなく、実際の留学生が投稿した画像や動画をチェックしましょう。公式サイトの写真は美化されていることが多いため、口コミサイトやSNSでリアルな情報を集めることが大切です。
安さだけで選ぶのではなく、教育の質、サポート体制、生活環境を総合的に判断して学校を選びましょう。
アクセスの不便さを考慮する
費用が安い地域の多くは、日本からのアクセスが不便です。移動時間や労力を考慮して地域を選ばないと、留学初日から疲れ果ててしまいます。
バギオはマニラから6時間のバス移動が必要です。マニラのニノイ・アキノ国際空港に到着後、バスターミナルまで移動し、そこから山道を6時間かけて登ります。カーブが多く、乗り物酔いしやすい人には辛い道のりです。
バスの乗車時間も混雑状況によって変わり、渋滞にはまると8時間以上かかることもあります。深夜便で到着した場合、早朝までバスが出ないこともあり、空港で待機する必要があります。
帰国時も同じ移動が必要なため、フライト時間に余裕を持たせる必要があります。バスの遅延でフライトに乗り遅れるリスクもあります。
⚠️ 穴場都市は経由便のみで移動時間が増えます
バコロド、イロイロ、ドゥマゲッティは、マニラやセブで乗り継ぐ必要があります。乗り継ぎ待ち時間を含めると、日本から10時間以上かかることもあります。
国内線の遅延やキャンセルも頻繁に発生するため、予定通りに到着できない可能性があります。短期留学の場合、移動だけで貴重な時間を失ってしまいます。
荷物の紛失リスクも経由便の方が高くなります。マニラやセブで乗り継ぐ際、荷物が次の便に積まれないトラブルも起こり得ます。
アクセスの不便さは、緊急帰国が必要になったときにも影響します。家族の病気や急用で帰国する場合、移動に時間がかかる地域では即座に対応できません。
移動時間と費用のバランスを考えて、自分の状況に合った地域を選びましょう。短期留学なら移動が楽な地域、長期留学なら費用を優先する選択もあります。
語学学校の選択肢が少ない場合も
費用が安い地域は、語学学校の数が限られていることが多いです。選択肢が少ないと、自分に合った学校を見つけにくくなります。
バコロド、ドゥマゲッティは学校数が限定的です。セブには100校以上の語学学校がありますが、バコロドは10校前後、ドゥマゲッティは5校程度しかありません。
学校の選択肢が少ないと、希望する時期に定員が埋まっている可能性が高くなります。人気校は3〜6ヶ月前には満席になることもあります。
カリキュラムの選択肢も限られます。試験対策コースやビジネス英語コースを提供している学校が少なく、一般英語コースしか選べない場合もあります。
学校が少ないということは、競争が少ないため、サービスの質が向上しにくい面もあります。セブのように多くの学校が競争している地域では、常にサービス改善や施設の更新が行われます。
⏰ 早めの申し込みが必要
人気の時期(1〜3月、7〜9月)は特に早く満席になります。希望する学校がある場合は、3〜4ヶ月前には申し込みを完了させましょう。
部屋タイプの選択肢も限られます。1人部屋がすぐに埋まり、4人部屋しか空いていないこともあります。プライバシーを重視する人は、早めの予約が必須です。
学校数が少ない地域でも、質の高い学校は存在します。口コミをしっかり調べて、実績のある学校を選べば問題ありません。選択肢が少ない分、事前のリサーチを徹底的に行いましょう。
治安・生活環境の事前確認
費用が安い地域だからといって、治安が悪いわけではありません。しかし、都市部と地方では生活環境が大きく異なるため、事前確認が必要です。
都市部vs地方の治安差について、セブやマニラなどの大都市は、観光地でありながらスリや詐欺のリスクがあります。人が多い場所では貴重品管理を徹底する必要があります。
一方、バコロドやイロイロなどの地方都市は、犯罪発生率が低く、治安は比較的良好です。地元の人々も親切で、外国人に対してフレンドリーです。ただし、夜間の一人歩きは避けるなど、基本的な注意は必要です。
治安情報は外務省の海外安全ホームページで確認できます。危険レベルが設定されている地域は避けましょう。特にミンダナオ島の一部地域は危険レベルが高く、留学には適しません。
🏥 生活インフラの違いも重要
- Wi-Fi環境: 地方都市では都市部より不安定な場合がある
- 医療施設: セブやマニラには日本人対応可能な病院があるが、地方都市では限定的
- 買い物環境: 地方都市では大型ショッピングモールが少なく、日本の商品を手に入れにくい
- 停電・断水: 地方都市では、台風シーズンに停電が長時間続くこともある
オンライン会議や動画視聴が必要な人は、学校のWi-Fi速度を事前に確認しましょう。持病がある人や体調に不安がある人は、医療環境を確認してから決めましょう。
必要なものは日本から持参するか、セブやマニラで購入してから移動しましょう。学校に自家発電設備があるか確認しておくと安心です。
事前にしっかり情報収集し、自分が快適に過ごせる環境かどうか判断しましょう。安さと引き換えに我慢しなければならないことを理解した上で、地域を選ぶことが大切です。
フィリピン留学の費用をさらに安くする方法
地域選びで費用を抑えることができますが、さらに工夫すれば総費用を大幅に削減できます。ここでは、学費、渡航費、生活費それぞれの節約テクニックを紹介します。
賢く節約すれば、同じ予算でより長期間の留学が可能になります。無理な節約ではなく、効果的な方法を実践しましょう。
学費を抑えるコツ
学費は留学費用の中で最も大きな割合を占めます。部屋タイプや食事プラン、申し込み時期を工夫することで、大幅に節約できます。
相部屋(2人部屋・4人部屋)を選ぶことで、月2〜5万円節約できます。1人部屋は快適ですが、費用が最も高くなります。2人部屋なら月2〜3万円、4人部屋なら月4〜5万円安くなります。
相部屋のメリットは、費用だけではありません。ルームメイトと英語で会話する機会が増え、実践的なスピーキング力が向上します。異なる国籍のルームメイトと過ごすことで、多文化理解も深まります。
プライバシーが気になる人は、2人部屋がおすすめです。4人部屋より費用は高めですが、1人部屋よりかなり安く、適度なプライバシーも保てます。
🍽️ 食事なしプランの検討も効果的
3食付きプランが一般的ですが、食事なしプランを選べる学校もあります。自炊や学食、ローカルレストランを利用すれば、月1〜2万円節約できます。
ローカル食堂なら1食150〜250ペソ(約450〜750円)で食べられます。学校の食事が口に合わない場合も、外食の選択肢があれば安心です。
長期割引・キャンペーンの活用は見逃せません。多くの語学学校では、12週間以上の申し込みで5〜10%、24週間以上で10〜15%の割引が適用されます。
オフシーズン(4〜6月、10〜12月)にはキャンペーン価格を提供する学校もあります。入学金無料、1週間無料追加などの特典があれば、総額で5〜10万円お得になります。
複数の学校を比較し、割引やキャンペーン情報をチェックしましょう。留学エージェントを通すと、学校の直接申込より安くなる場合もあります。
渡航費用を安くする方法
航空券代は工夫次第で大きく節約できます。時期と航空会社の選び方が重要です。
航空券の格安時期(平日・オフシーズン)を狙いましょう。ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始は航空券が高騰します。4〜6月、10〜12月のオフシーズンなら、往復3〜5万円で購入できます。
平日出発を選ぶだけでも、週末出発より1〜2万円安くなります。月曜日や火曜日出発が最も安い傾向があります。帰国日も平日を選べば、さらに節約できます。
LCC(格安航空)の活用が最も効果的です。セブパシフィック航空やジェットスター、ピーチなどのLCCを利用すれば、往復3〜4万円で購入できます。
⚠️ LCCの注意点
- 預け荷物が有料: 預け荷物15kgで往復4千〜8千円の追加料金
- 座席指定、機内食、毛布なども有料
- 必要最低限に抑えれば、トータルコストを安くできる
- フルサービス航空会社と比較して、本当にお得か計算することが大切
早期予約割引を利用すれば、さらに安くなります。出発日の2〜3ヶ月前に予約すると、割引価格で購入できることが多いです。特にLCCはセール期間に購入すれば、往復2万円台で購入できることもあります。
航空券比較サイトを活用し、複数の航空会社を比較しましょう。直行便にこだわらず、経由便も検討すれば選択肢が広がります。
現地生活費を節約するテクニック
現地での生活費は、工夫次第で大きく削減できます。外食、観光、通信費の節約方法を紹介します。
外食を控えて学食中心にすれば、月2〜3万円節約できます。学校の食事は1日3食で授業料に含まれている場合が多く、追加費用はかかりません。
外食は週1〜2回に抑え、特別な日だけ楽しむようにしましょう。ローカル食堂を利用すれば、1食200〜300ペソ(約600〜900円)で済みますが、毎日外食すると月2〜3万円かかります。
カフェでの勉強も控えめにしましょう。毎日カフェに行くと、飲み物代だけで月5千〜1万円かかります。学校の自習室を活用すれば、費用をかけずに集中できます。
🏖️ 観光は無料スポット活用で楽しむ
ビーチや公園など、お金をかけずに楽しめる場所はたくさんあります。有料のアクティビティは月1回程度に抑え、自然散策やハイキングを楽しみましょう。
グループツアーより個人で行く方が安く済む場合もあります。現地の交通手段を使いこなせば、費用を半分以下に抑えられます。
現地SIMカードの利用で通信費を節約できます。日本のスマホをそのまま使うと、高額な通信料がかかります。現地SIMカードは月500〜1,000ペソ(約1,500〜3,000円)で無制限プランが購入できます。
学校のWi-Fiを最大限活用し、外出時のデータ使用を抑えましょう。動画視聴やアプリのダウンロードは、Wi-Fi環境下で行うことを徹底すれば、最安プランで十分です。
タクシーより公共交通機関を利用すれば、交通費も大幅に削減できます。ジプニーは1回8〜15ペソ(約24〜45円)、トライシクルは20〜50ペソ(約60〜150円)で乗れます。
エージェント利用で割引を受ける
留学エージェントを上手に活用すれば、費用を抑えながら充実したサポートを受けられます。
学校の直接申込 vs エージェント経由では、エージェント経由の方がお得な場合が多くあります。学校から紹介料を受け取る仕組みのため、利用者には無料でサービスを提供できます。
エージェントは複数の学校と提携しており、時期によって特別割引を提供しています。直接申し込むより5〜10%安くなることもあります。
手続きのサポート、ビザ申請のアドバイス、現地での緊急対応など、無料でサービスを受けられます。初めての留学で不安な人は、エージェントの利用を検討しましょう。
🎁 無料サポートが受けられるエージェントを選ぶ
一部のエージェントは有料サポートを提供していますが、多くは無料です。
複数のエージェントに見積もりを依頼し、比較しましょう。同じ学校でも、エージェントによって提供する特典が異なります。入学金無料、空港送迎無料などの特典があれば、総額で2〜3万円お得になります。
エージェントのレビューや口コミをチェックし、信頼できるエージェントを選びましょう。対応が丁寧で、留学後のフォローも充実しているエージェントがおすすめです。
地域選びで失敗しないためのチェックリスト
地域を選ぶ際には、複数の要素を総合的に判断する必要があります。ここでは、留学前に必ず確認すべきポイントをチェックリスト形式で紹介します。
このリストを参考に、自分の優先順位を明確にして、後悔しない地域選びをしましょう。
留学前に確認すべき5つのポイント
地域を決める前に、以下の5つのポイントを明確にしておきましょう。
✅ 1. 予算と期間の明確化
留学にかけられる総予算はいくらですか。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月など、希望する期間も決めましょう。予算に合わせて地域を絞り込めば、選択肢が明確になります。
予算には、授業料・滞在費だけでなく、航空券、保険、現地生活費、観光費も含めて計算しましょう。余裕を持った予算設定が、ストレスのない留学生活につながります。
✅ 2. 学習目的(日常会話 / ビジネス / 試験対策)
英語を学ぶ目的を明確にしましょう。日常会話レベルを目指すのか、ビジネス英語を習得したいのか、TOEICやIELTSのスコアアップが目標なのか。
目的によって、選ぶべき学校やプログラムが変わります。試験対策に強い学校はバギオに多く、ビジネス英語はマニラが充実しています。日常会話重視なら、どの地域でも対応可能です。
✅ 3. 生活環境の希望(都会 / 田舎、暑い / 涼しい)
都会的な生活を送りたいか、静かな田舎でのんびり過ごしたいか。暑い気候が平気か、涼しい環境を好むか。
生活環境の好みは、留学のストレスに直結します。自分の性格やライフスタイルに合った環境を選びましょう。都会が好きならセブやマニラ、静かな環境ならバコロドやイロイロ、涼しい気候ならバギオが適しています。
✅ 4. サポート体制の必要性
英語力に自信がない人、初めての海外生活で不安な人は、日本人スタッフがいる学校を選びましょう。困ったときに日本語で相談できる環境があれば、安心して留学生活を送れます。
逆に、英語環境に完全に身を置きたい人は、日本人が少ない地域や学校を選ぶのも一つの方法です。自分の英語力と不安の度合いを考慮して判断しましょう。
✅ 5. アクセス・利便性の優先度
短期留学の場合、移動時間がもったいないため、アクセスの良さを優先しましょう。セブやマニラなら日本から直行便で行けます。
長期留学なら、多少アクセスが不便でも費用を優先する選択肢もあります。バギオやイロイロは移動に時間がかかりますが、その分費用を抑えられます。
語学学校選びのポイント
地域が決まったら、次は具体的な学校選びです。以下のポイントを確認しましょう。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 日本人比率の確認 | 日本人が多い学校は安心感がある反面、日本語を使う機会が増える。30%以下が理想的ですが、初めての留学なら50%程度でも問題なし。 |
| カリキュラム内容 | フィリピン留学の最大の魅力は、マンツーマン授業。1日4〜6時間のマンツーマン授業があるプログラムを選ぶ。グループレッスンが多いと話す機会が減る。 |
| 口コミ・評判 | 実際に留学した人の口コミは最も信頼できる情報源。留学エージェントのサイトだけでなく、GoogleレビューやSNSもチェック。良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通す。 |
| 設備・宿泊環境 | 部屋の写真、Wi-Fi環境、洗濯サービス、食事の質を確認。公式サイトの写真だけでなく、実際の留学生が投稿した画像をチェック。エアコン、温水シャワー、清潔さなどを確認。 |
よくある質問(FAQ)
フィリピン留学の地域選びでよくある質問をまとめました。疑問を解消して、自信を持って留学先を決めましょう。
Q1: フィリピンで最も留学費用が安い地域はどこですか?
A: バコロドが最安値(1ヶ月10〜15万円程度)です。
バコロドは物価が安く、語学学校の授業料も他地域より20〜30%安く設定されています。宿泊費、食費、生活費すべてが抑えられるため、総費用を最小限にできます。イロイロとドゥマゲッティも同程度に安く、1ヶ月12〜17万円で留学できます。
Q2: セブ島とバギオ、どちらが安いですか?
A: バギオの方が2〜3割安い傾向があります。
セブ島は1ヶ月18〜25万円かかりますが、バギオは13〜18万円で済みます。物価の安さと人件費の違いが、授業料に反映されています。ただし、バギオはマニラから6時間のバス移動が必要で、アクセスは不便です。セブは日本から直行便があり、利便性が高い分、費用も高くなります。
Q3: 安い地域でも教育の質は大丈夫ですか?
A: イロイロやバギオは教育水準が高く評価されています。
イロイロは「学園都市」として知られ、教育機関が集中しているため、講師の質が高い傾向があります。バギオもスパルタ校が多く、短期間で結果を出せるカリキュラムが充実しています。安いからといって教育の質が低いわけではありません。地方都市は物価が安いため、費用を抑えられるだけです。
Q4: 1ヶ月20万円以下で留学できる地域は?
A: バコロド、イロイロ、ドゥマゲッティ、バギオ、クラークです。
バコロドとイロイロは総額15〜18万円、ドゥマゲッティとバギオは17〜20万円、クラークは20万円前後で1ヶ月留学できます。セブやマニラは20万円を超えることが多いため、予算20万円以下で抑えたいなら、上記の5地域から選びましょう。
Q5: 初めての留学でも穴場エリアで大丈夫?
A: サポート体制の確認が重要です。不安ならセブかバギオを推奨します。
バコロドやイロイロなどの穴場エリアは、日本人スタッフがいない学校もあります。英語力に自信がない人や初めての海外生活で不安な人は、困ったときに日本語で相談できる環境がある方が安心です。セブは日本人スタッフが常駐している学校が最も多く、初心者に最適です。
Q6: 地域によって英語の訛りは違いますか?
A: フィリピン全体で標準的な英語教育が行われており、地域差は少ないです。
フィリピンは公用語が英語で、教育システム全体で標準的な英語を教えています。語学学校の講師は、採用時に発音テストがあり、クリアな英語を話せる人が選ばれています。地域による訛りの違いはほとんどなく、どの地域でも質の高い英語教育を受けられます。クラークは元米軍基地のため、ネイティブスピーカーの講師が多く、アメリカ英語を学びたい人に適しています。
まとめ:フィリピン留学は地域選びで費用が大きく変わる
フィリピン留学では、地域選びが成功の鍵を握ります。同じ期間・同じ内容でも、地域によって費用が2〜3割変わり、長期留学では50万円以上の差が出ることもあります。
自分の予算、目的、優先順位を明確にして、最適な地域を選びましょう。
💰 予算重視ならバコロド・イロイロ・ドゥマゲッティ
最安値で質の高い教育が受けられます。
- バコロド: 1ヶ月10〜15万円で、フィリピン留学の中で最も安い地域
- イロイロ: 費用と教育の質のバランスが最も優れており、コスパ最強
- ドゥマゲッティ: 自然豊かでリラックスした環境、ビーチリゾートの雰囲気
これらの地域を選べば、節約した費用で留学期間を延長したり、帰国後の資金に回したりできます。
⚖️ バランス重視ならバギオ・クラーク
教育環境と費用のバランスが良い地域です。
- バギオ: 涼しい気候で勉強に集中、スパルタ環境で短期間で結果を出せる(1ヶ月13〜18万円)
- クラーク: ネイティブ講師の授業を受けられる貴重な地域(1ヶ月15〜20万円)
費用を抑えながらも、教育の質や学習環境を妥協したくない人には、これらの地域がおすすめです。
🌟 利便性重視ならセブ島・マニラ
費用は高めですが、利便性とサポートが充実しています。
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