フィリピン留学生のための保険完全マニュアル|損しないための選び方[フィリピン留学新聞56]

最終更新日 2024年01月16日 by Actilabo

こんにちはActi-LABOインターンのKazuです。

突然ですが、
フィリピン留学に行った皆さん!
そしてこれから行く予定の皆さん!

海外保険に加入しましたか?

・病気や怪我なんてならないし入ってないという方
・海外旅行保険に加入したという方
・パッケージの申し込みと一緒に加入したという方
・保険付きのクレジットカードがあるという方

色々な方がいると思います。

結論を先に言ってしまうと、海外保険は人によって必要になっていきます。

そこで今回は、どんな方に必要になってくるのか
またどういった保険があるのか?
 ご紹介していきたいと思います!

フィリピンでこれだけは気を付けるべき病気・予防対策法

フィリピン留学生必見!現地での病気予防と医療対策[フィリピン留学新聞53]

目次
1. フィリピン留学で保険が必要になるのは主に3パターン
  ① けが、病気など
  ② 持ち物の盗難、破損など
  ③ 航空機の遅延や欠航など

2. フィリピン留学におすすめの保険5つ
  ① ジェイアイ傷害火災保険会社
  ② 損保ジャパン日本興亜
  ③ 三井住友海上保険
  ④ エイチエス損害保険
  ⑤ AIG損害保険会社

3. クレジットカード付帯保険について

4. 海外保険の使い方や保険金の受取方法
  ① まずは保険会社に連絡をとる
  ② 必要書類を揃えて帰国後に請求する

5. まとめ

1. フィリピン留学で保険が必要になるのは主に3パターン

海外保険とは、
「海外で死亡・怪我・事故・賠償責任・携行品損害があったときに保障してくれる保険」のことです。

毎回毎回留学や旅行の度に病気や事故、携行品の損害にあう方はいませんが、
いつ何が起こるかわからないのが人生。
万が一の場合に備えて安心を買うということは、とても大事なことです。

では実際に保険が必要になるのは、どのような場面が考えられるのでしょうか?
まずは「フィリピン留学で保険が必要になるパターン3つ」をご紹介したいと思います。

① けが、病気など


フィリピン留学にて1番起こりえる確率が高いのが、体調不良と腹痛

日本での生活とは異なり、慣れない環境やストレスなどから体調を壊す方が非常に多いです。
私自身も留学中、直ぐに風邪をひいていましたし他の生徒さんも同様に風邪や腹痛を患っていました・・・。

またフィリピンは暑い国で、衛生的にも日本と比べると良いとは言えません。
もちろん水道水も飲めませんし、屋台などでの食べ物には注意が必要です。

そのような環境で腹痛を起こす方は少なくありません。
市販薬で治ればいいんですが、治らない場合には病院に行って検査を受ける必要があります。
場合によっては高額になるかもしれないので保険に入っておくのが安心ですね!

では、フィリピンで医療費はいくらぐらいかかるのでしょうか?
まずは実際にフィリピンで病院を受診した人の例を見てみましょう。

肺炎で4日間入院・・・約40万円 (30代・男性)
フィリピン滞在中に発熱、咳、呼吸苦があったため、近くの総合病院を受診。
血液検査やレントゲンの結果、細菌性肺炎と診断されたので、
4日間入院して抗生剤の点滴による治療を受けました。
バイクで転倒して3日間入院・・・約10万円(20代・男性)
バイクを運転していて交通事故。
救急車で運ばれて3日間入院しました。
擦り傷、切り傷がほとんどだったので傷の治療とまぶたを3針縫われ、
点滴も受けました。
請求には部屋代、薬代の他レントゲン代もかなりかかっていると思います。

いかがでしょうか?

意外と高い!!と思うかもしれませんが、
フィリピンの医療費は日本とは異なり全て自由診療です。

そのため同じ治療であっても、病院によって、ドクターによって料金が変わります。
患者さんの支払い能力に応じて割引したりということも往々にあります。

使用する薬が高額という場合もありえますし、日本人だと料金が高めに請求されるということもあります。

② 持ち物の盗難、破損など

フィリピン留学にて2番目に起こる確率が高いのが、持ち物の盗難、破損です。

皆さんスマホやパソコン、タブレットなどを持って来ますよね?
カメラも一眼レフなど高価なものを持って来る方が増えています。

特にフィリピンでは盗難が多く、携帯電話やカメラを狙った盗難が増えています。
街中やダウンタウンなどでは特に発生率が高く、ショッピングモールなど人が多い場所でも、ズボンの後ろポケットに入れておけば盗まれる可能性があります。
高額なiPhoneや一眼レフカメラを盗まれてしまい、買い替えるとなるととても痛手ですね・・・。
携行品損害保険に入っておけば、盗難された場合に限らず、事故による破損も保証の対象になり、保険金が支払われます!

最も盗まれやすいのはカメラや携帯ですので、10万円〜30万円の補償に入っておけば大丈夫でしょう。

③ 航空機の遅延や欠航など

フィリピン留学にて3番目に起こる確率が高いのが、航空機の遅延や欠航です。

特にフィリピン航空、セブパシフィック航空は他の航空会社に比べて遅延や欠航が多い航空会社。
私自身過去に何度も経験があり何度悩まされた事か(笑)
航空機遅延・欠航保険は、飛行機が飛ばない場合にホテル代などを補償してくれる保険です。(出発予定時刻より6時間以上の遅れた場合のみなどの条件があり)

飛行機が大幅に変更となってしまい、現地で一泊しないといけなくなった・・・という場合にとても助かりますね。
ただし航空機遅延・欠航特約で注意しなければならないのは、
遅延や欠航が起きたからといって、支払った航空券の代金が戻ってくるわけでもなければ、代替便のチケット代を負担してくれるわけでもない、という点。

宿泊費や食事代を負担してくれる、というだけの話です。
最大補償金額は、国内で1万円、海外で2万円が相場です。
そこまで大きな負担にはならない金額なので、
わざわざ遅延・欠航補償を探して加入するほどの内容ではないかもしれません。

欠航の場合は航空券代金は航空会社から払い戻されますし、
遅延の場合も後続便などが航空会社の責任で用意されます。

なので私はこの保険に入る必要は100%ではないと思っています。

2. フィリピン留学におすすめの保険5つ

① ジェイアイ傷害火災保険会社

ジェイアイが提供する「t@biho」は、海外留学専門の保険です。
年齢ごとのリスクに合ったサービス内容のため、保険料を低価格でおさえることができます。

ポイント

    • ネット申し込みのため低価格
    • クレジットカードによる分割払いに対応
    • 日本語での対応が24時間365日 可能

費用
1カ月:1万3,610円〜
1年:19万9,860円〜

こんな人におすすめ
留学が初めての人
分割払いをしたい人

公式サイト➜

② 損保ジャパン日本興亜

損保ジャパン日本興亜は、旅行から長期留学まで対応している保険です。
「留学生プラン」を選ぶことで、学生寮やホームステイ先での事故や賠償も補償可能です。

ポイント

    • 滞在先でのトラブルも補償
    • 旅行でも最大1年間まで対応可能
    • 緊急の一時帰国にかかる費用も補償

費用
1カ月:1万9,370円〜
1年:要問い合わせ

こんな人におすすめ
学生寮やホームステイをする予定のある人
一時帰国など緊急時のサポートも欲しい人

公式サイト➜

③ 三井住友海上保険

三井住友海上の保険は、海外生活のあらゆるトラブルに対応する保険です。
最大2年の期間にも対応できるため、留学後のワーキングホリデーにも安心。
費用は他の保険より少し高額ですが、補償金額とサポート内容が手厚くて安心です。

ポイント

    • 留学期間ごとに保険料を設定
    • オプションとして緊急の一時帰国の費用も補償

費用
1カ月:2万6,640円〜
1年:43万1,230円〜

こんな人におすすめ
留学とワーキングホリデーをする人
費用よりもサポート内容を重視する人

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④ エイチエス損害保険

エイチエス損害保険の「たびとも」は、ネットと代理店申し込みの2種類から選ぶことができる保険です。
対応期間が31日までのため、短期留学をする人向けの保険です。
しかし代理店での申し込みが可能なため、
保険のシステムや内容を直接聞くことができます。

ポイント

    • 1カ月1万円と低価格
    • 「価格.com」の保険ジャンルで4年連続ナンバーワンを獲得

費用
1カ月:10,530円〜
1年:なし

こんな人におすすめ
31日以内の短期留学をする人
説明と手厚いサポートを受けたい人
店頭で申し込みをしたい人

公式サイト➜

⑤ AIG損害保険会社

「AIG損害保険会社」は、手厚いサポートと補償内容で人気に海外留学保険です。
アシスタンスセンターに問い合わせることで、
病院の紹介からキャッシュレス対応、電話での医療通訳まで対応。
そのためサポート内容の満足度が92%と高く、何度も利用する人が少なくありません。

ポイント

    • 電話での医療通訳に対応
    • 保険金の支払いが最短で5日以内

費用
1カ月:2万2,800円〜
1年:要問い合わせ

こんな人におすすめ
口コミの多い保険を利用したい人
英語初心者でトラブル時の対応に不安がある人

公式サイト➜

3. クレジットカード付帯保険について

フィリピン留学に行くにあたって、一般の保険会社の提供する海外保険にまともに申し込もうとすると、通常数万円ほどかかってしまいます。

貴重な数万円ですから、必要になるかどうかわからない保険よりも、
留学中のアクティビティや違うことに使いたいのが正直なところ・・・。
そこで便利なのがクレジットカード付帯保険
クレジットカードの多くには、付帯保険と呼ばれる保険がついています。
保険内容や適用条件、保険の種類などは異なりますが、
その多くはクレジットカードに加入すれば自動的に、しかも無料で加入できる保険です。

クレジットカードに付帯している海外保険を利用することで、
多くの場合「90日以内の滞在」であれば無料で保険を利用することができるんです!
多くのカードには補償額や補償の範囲・付帯の条件がありますが、
1枚では補償がそれほど充実しているとは言えないカードでも、
複数枚組み合わせることでフィリピン留学には十分な補償額を確保することができます。

加入の手間もなく保険料も不要!
節約したい人にピッタリですね。
ただし、ほぼ全てのクレジットカードの海外旅行保険期限は90日(もしくは3ヶ月)以内とされています。
なので逆に90日を超えて長期で語学学校に行かれる方や、留学後、旅行に行かれる方は注意が必要です。

4. 海外保険の使い方や保険金の受取方法

では、海外旅行中に万が一のことが起こった場合、
どのように保険金の請求をしたらよいのでしょうか?

ここでは請求する際の注意点と、請求に必要な書類を解説していきます。

① まずは保険会社に連絡をとる(発生から30日以内)

病気や盗難、事故が起きたら、なるべく早く保険会社に電話連絡をして、日時や場所、状況などを細かく伝えましょう。

病気や盗難など発生から30日以内に「事故通知」がない場合は、保険金が支払われないケースがあります。

② 必要書類を揃えて帰国後に請求する

保険金の請求は帰国してから行なうのが一般的。
ただし、旅行中、現地でもらっておかなければならない書類(事故証明書や診断書など)は必ず揃えるようにしましょう。
病気や事故が起きたら、すぐに保険会社に電話して正しい対処方法についてのアドバイスを受け、帰国後、必要書類を保険会社に送付して請求手続きを行います。

また、病気で入院したときなどに、治療費を自己負担することなく治療を受けることができる「キャッシュレス治療サービス」もあります。

保険会社によって手続き方法が異なるので、必ず予め確認しておきましょう。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はフィリピン留学の保険について解説しました。

病気や事故、盗難などあらゆるトラブルに対応するためにも、海外旅行保険への加入をおすすめします。

無料で入れるクレジットカード付帯保険もありますが、補償額などで不安に感じる方も多いと思います。
やっぱり、海外旅行保険に加入しておくのが一番安心ですね!

「海外保険には加入すべきか?」
「加入するならどれに加入するか?」
この2点がこの記事を読んで明確になっていれば、とてもうれしく思います。

「海外保険に入らない」という選択もアリですが、
全て自己責任になるのでそこだけは注意しておきましょう!

これらの情報を参考にしながら、留学スタイルや期間に合った保険を検討してみてください。

後悔のないフィリピン留学を!

実践型「机に座らない」英語留学

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Kazu

30代目前にてフィジー留学を経験、そこで初めてワーホリ制度を知りオーストラリアに渡航し2年間滞在する。そこで出会った英語が堪能な日本人にフィリピン留学を紹介され、ワーホリ終了後にバコロドにある語学学校にて3ヵ月留学。その後Acti-LABOに1ヵ月留学する。そして今はActi-LABOの学生マネージャーとしてインターンをしています。 Acti-LABOでは海外初心者の視点や英会話初心者の目線でお伝えしていきます! フィリピン留学に関してご質問、ご相談等あればこちらまで。 info.actilabo@gmail.com