ワッショーイ。どうも‼︎ACTI-LABOのお祭り男Kazuです。
突然ですが、皆さんはお祭りは好きですか?
フィリピンではたくさんのお祭りが毎月開催されているのを知っていますか?
フィリピンイチお祭り男の私が今年一発目に行ったお祭り!
それはSinulog Festival(シヌログ祭り)なるもの。
シヌログ祭りはフィリピン最大級の祭りとしてセブが有名ですが、
実はバコロドから2時間で行ける距離にもシヌログがあるんですよ。
それはネグロス島中西部に位置するKabankalan(カバンカラン)で開催されました。
そもそもカバンカランってどこだ?って話になりますよね。
それも含めて、さっそくご紹介して行きたいと思います!
フィリピン最古の先住民・謎多きアエタ族の村でボランティア活動体験記
目次
① シヌログ祭りとは?
② カバンカランのシヌログ祭り
③ バコロドからカバンカランまでの行き方
④ 持ち物、服装、費用(日帰りの場合)、NG行為など
⑤ 私のシヌログ祭り体験談
⑥ まとめ
① シヌログ祭りとは?
シヌログ祭り(Sinulog Festival)とは、
「サントニーニョ」というキリストの子供時代を模した人形を称える、フィリピン最大のお祭り。
サントニーニョ人形は、1521年にフェルナンド・マゼランがセブの人々をキリスト教に改宗した際に、当時のセブ島の女王に贈られた人形です。
マゼランはその後、セブ島の隣のマクタン島で、当時の王であるラプラプと戦い、戦死します。
それから44年後の1565年、スペインが再びフィリピンを植民地化しようと試みた際、火を放たれたセブの町はほぼ全焼状態でした。
しかし、そんな中、サントニーニョの人形だけは無傷で見つかったのです!!
この時から、サントニーニョは奇跡の人形としてセブの人達に崇められるようになりました。
フィリピンの人達にとって、大切な存在であるサントニーニョ。
ご利益があるお守りとして、レストランや個人宅、タクシーなど至る所に置いてあります。
そしてお祭り当日には、自分の自慢のサントニーニョを持って「サントニーニョの家」とされる教会へ行き、シヌログダンス(シヌログ祭りの際に踊るダンス)を踊るのです。
このシヌログ祭りは、毎年1月の第3日曜日に開かれ、今年は1月19日にグランドパレードというメインイベントが行われました。
② カバンカランのシヌログ祭り
カバンカラン市は、フィリピンのネグロス島でバコロドに次いで2番目に人口の多い都市。
バコロドから南西部にバスで2時間半、距離にして約100kmほどの場所にあります。
カバンカランではシヌログ祭りの他にも、
ウディャカンサカバンカラン、チャーター・アニバーサリーというの3つの大きなフェスティバルが開催され、たくさんの人で賑わいます。
2020年6月には空港も出来る予定で、もしこれが完成されるとネグロス島3つ目の空港になり、フィリピン国内からもシヌログ参加者が増えることでしょう。
さて、そんなカバンカランで開催されるシヌログ祭りは通称「ブラックペイント祭り」と呼ばれており、行きかう人々に誰彼かまわず炭を塗りたくるという、何ともカオスなお祭り!
多分人生の中でも、顔や体に炭を塗る事って滅多にないですよね(笑)
それだからこそ新感覚で面白い!って感じの祭りです。
セブのシヌログ祭りはフィリピン最大級のお祭りと呼ばれるだけあって毎年200万人以上の観光客が集まります。そのため毎年スリや盗難、喧嘩などのトラブルが後を絶ちません。
あまりの人の多さに熱中症で倒れる人もいるんだとか。。。
しかしカバンカランのシヌログは1万人程度の人しか集まらないお祭りなので、毎年このようなトラブルも少なく比較的安全に楽しめるお祭りなんです。
なので私はカバンカランのシヌログ祭りをオススメしつつ、毎年懲りずに炭を塗られに行きたいと思っています!
③ バコロドからカバンカランまでの行き方
バコロドのサウス・バスターミナルからKABANKALAN(カバンカラン)行きのバスに乗りましょう。
REGULARと書いてあるバスはエアコンがないローカルバス。
各停留所に止まりながら行くので、少し目的地まで時間もかかります。
時間に余裕があって風を浴びながら行きたい方にはおすすめ!
カバンカランのバスターミナルまで片道125ペソ(260円ほど)、
所要時間は3時間半ほどかかります。
続いてAIRCONと書いてあるバスは名前の通りエアコンが付いており、各停留所には止まらないので、レギュラーバスよりも早くカバンカランに到着します。
なんとバスの中にモニターが付いていて映画をみながら快適に移動する事が出来るんですよ!
レギュラーバスに比べて席も気持ち広めで、値段は片道165ペソ(350円ほど)、所要時間は2時間半ほど。
ただ車内がめっちゃ寒いので、羽織るものを持って行くことをおすすめします。
私は過去にタンクトップでバスに乗り風邪をひいた苦い経験があるので、皆さんは気を付けてください。
④ 持ち物、服装、費用(日帰りの場合)、NG行為など
シヌログ祭りに参加する際の持ち物は、
バコロドからカバンカランまでの交通費、携帯とタオルに着替え。
日帰りであればお金は交通費と飲食代、大体1500ペソ(約3000円)もあれば十分です。
服装は汚れてもいい格好で黒のTシャツを着て行きましょう。
現地でシヌログTシャツが売っていますので、それを着て参加すると、よりお祭りを満喫できること間違いなしです!
もしそのままの格好で帰りたいのであれば着替えは必要ありません。
現地でペイントを洗える場所は大行列ができているので、日帰りの方はそのまま汚れた格好で帰る覚悟をしておきましょう。
顔や体中炭だらけでバスに乗っては迷惑では?と思われるかもしれませんが心配無用!
ほぼ90%のシヌログ参加者がそのまま汚れた格好でお帰りになっています。
お祭り中は男女関係なく通りすがりの人にペイントしますが、
中にはペイントされるのを拒む人もいますので、無理やり塗るなどの行為は絶対にNGです。
特に女性に対して必要以上に塗る事は止めておきましょう。
痴漢に間違われてしまってはシャレになりませんので。
そしてお祭り中はたくさんの参加者でごった返します。
現金、携帯電話などをポケットに入れている場合、人混みの中でスラれる危険性があるので、
お金や携帯電話などの貴重品は必ず小さいポシェットやショルダーバッグに入れて歩くことをおすすめします。
⑤ 私のシヌログ祭り体験談
私は今回初めてフィリピン人の友達を連れてカバンカランのシヌログ祭りに行ってきました。
前々からブラックペイントに興味があったのですが、
毎年この時期には日本に帰っており参加する事ができず・・・
そして今回、ようやくこの祭りに参加する事ができました!
お祭りの規模はとても小さく、15分もあれば通りを一周出来るほど。
行き交う人々に炭を塗っては塗り返される。
これを繰り返してゲラゲラ笑う。ただそれだけのお祭りです(笑)
カバンカランのシヌログは外国人がとても少なく、地元のお祭りといった感じですね。
バコロド同様カバンカランも日本人ウェルカムなのでそこんとこもありがたい!
何処から来たの?って聞かれて日本だって答える。
日本人が珍しいのか、喜んで炭を塗ってくるそして塗り返す。
そしてまたゲラゲラ笑う。
やってる事は凄く幼稚でくだらないんですが、何故かそれが新鮮ですっかりハマってしまいました。来年も絶対参加しようと思います!
お陰でシャワーも浴びる事ができ、帰る前に炭を洗い流す事に成功。
炭ってなかなか落ちなくて顔も体もゴシゴシ洗ったので、お肌がヒリヒリします・・・。
ペイント祭りに行く際は、ホテルまたは知り合いの家に一泊するのをおすすめします。
⑥ まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はカバンカランのシヌログ祭りについて紹介しました。
このお祭りには長い歴史があり、それを知っておくことでよりいっそう楽しめる事でしょう。
当日私は写真で見てもわかるようにタンクトップで祭りに参加しましたが、炭がザラザラしていて肌を露出している部分を塗られる時ちょっと痛いです。なのでTシャツを着て行く事をおすすめします。
外国人が少ない祭りなので外国人は目立ってしまいます。
祭りだからと言ってはめを外さず、普段通りのフィリピン生活のまま祭りを楽しんでもらえたらいいと思います。
この記事を読んでカバンカランのブラックペイント祭りに参加したい!興味を持った!と思っていただけたら幸いです。
後悔のないフィリピン留学を!