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フィリピン最古の先住民・謎多きアエタ族の村でボランティア活動体験記[フィリピン留学新聞50]

こんにちは、
ACTI-LABOインターンのKazuです。
 
 
私はバコロドに来て3年になります。
こちらに来た時からボランティア活動に興味を持ち、毎年参加するようになりました。
 

今回はバコロドに住むフィリピン最古の先住民、Aeta tribes(アエタ族)の村にて
ボランティア活動を行いました
ので、
 
その時の体験談や先住民族の事について紹介したいと思います!
 
 

アクティラボ留学生インタビューリレー第1弾 Sakineさん

アクティラボ留学生インタビューリレー第1弾 Sakineさん [フィリピン留学新聞25]

目次

 
1. 先住民族アエタ族とは?
  ① どこに住んでいるのか?
  ② どんな生活をしているのか?
  ③ 話されている言語は?
  ④ なぜボランティアが必要なのか?
 
2. 私のボランティア体験談
  ① 参加したきっかけ
  ② ボランティア当日の流れ
 
3. まとめ
 
 
 

1. 先住民族アエタ族とは?

先住民族アエタ族
アエタ族は、フィリピンに最も早くから住んでいたとされる先住民族で、
ルソン島中部を中心とした山岳地帯に約2万〜3万人いると推定されています。

褐色の肌と縮れた髪の毛が特徴。
生計は主に狩猟、採集、物々交換や釣りによって成り立ち、ジャングルに居住して毎日必要なだけの食料を確保して生活しています。

アエタ族がどうやってフィリピンに到来したかは明らかになっていませんが、
約30,000年前にボルネオから陸伝いに移動してきたという説があります。
 
 

① どこに住んでいるのか?
 
ほとんどのアエタ族は、ミンダナオ島の北部とルソン島の中央と北部に住んでいます。

元々はピナトゥボ山の斜面に住んでおり、密林が生い茂り、自給自足で生活が成り立っていましたが、
1991年に起きたピナトゥボ山の噴火によって、村が壊滅的な被害を受け、
多くの住民が山を下りて各地に避難してきたそうです。

今回私が訪問した村は、
ネグロス島のオキシデンタル州にある
「Don Salvador Benedicto(ドン・サルバドール・ベネディクト)」にあります。

バコロド市街からドンサルバドールまでは車で1時間30分程ですが、
そこからさらに山岳地帯を30分程歩いた所に村があり
、彼らはそこに住んでいます。
 
 
 

② どんな生活をしているのか?
 
アエタ族は山奥の山岳地帯に住んでいますので、
もちろんインフラが整っていなければ村には電気も通っていません。
シャワーなども無く川で体を洗い、洗濯なども川で行います。

主な仕事は畑に食物を耕し、それを売って生活しています。
中には定期的に町に出て雑用仕事をしてる人もいますが、ほぼ自給自足の生活をしてる人が殆どです。
 
 
 

③ 話されている言語は?
 
こちらに住むアエタ族の方々はネグロス島オリエンタル州に近い事もあり、
イロンゴ語とセブアノ語両方を話していましたが、
普段は主にセブアノ語が話されています。
 
 
 

④ なぜボランティアが必要なのか?
 

アエタの人々のほとんどは安定した仕事を持っておらず、
雑用または裏庭で食物を栽培したものを売って生活をしています。

彼らは電気も通っていない山奥に住んでおり、食事も一日二回、
シャワーなどもなく川で体を洗い、そこで洗濯などもする生活。

最貧状態にあると言える彼らのために、
外国人である私たちができるのは、使わなくなった服やタオルなどを寄付する事。
衣類や食事を配給し、触れ合う事で、異文化交流に繋がります。

彼らと触れ合い、生活を知ることで、
ここで自分たちができる事は何かと考える機会になるでしょう。
 
 
 

2. 私のボランティア体験談


① 参加したきっかけ
 

私がこの活動を知ったきっかけは、友人でもある牧師さんが
今年のクリスマスに先住民族の村に行くけど一緒に来ないか?
声をかけてくれたことでした。

民族に興味があった私は、参加したい!と即答。

参加する前に民族についての情報をネットで検索していましたが、
あまり有力な情報が得られなかったことで、私の気持ちは好奇心で一杯になりました。

私の持っていた先住民族の知識といえば、
世界に存在する数知れずの民族をテレビで見たことがある程度。

全身にタトゥーが入っており、裸で何かを羽織っているような姿を想像しながら、
リアルな先住民族の暮らしを自分の目で見られることにワクワクが止まりませんでした。
 
 
 

② ボランティア当日の流れ
 
それでは当日のことについてお話します。


朝10時に集合し、貸し切りジプニーに物資を乗せてドン・サルバドールへ出発!

道中ガタガタ道を走る事1時間30分、
そしてそこから山を30分登って、12時過ぎにアエタ族の村に到着しました。

村人たちはすでに私たちの到着を待っており、
山奥の小さな教会にて、まず最初に牧師さんのあいさつから始まります。
 


次に参加者一人一人が自己紹介。

ひと段落したところで、お昼ご飯を村の方々に配膳し、一緒に食事を取ります。
村人と会話しながら昼食を食べ、
食後は子供たちとゲームをしたり紙に絵を書いたりして、楽しいひとときを過ごしました。

 

そして15時、村の人たちが楽しみにしていた、プレゼントを配ります!

まずは子供から。
次に学生、そして大人へと配って行きます。
参加者一人一人がプレゼントを手渡すことで、村人と交流できるのが嬉しいですね。
 

その後はみんなで写真を撮り、牧師さんの最後の演説でこのボランティアは終了。


 

実際に会ってみると想像していた民族とは全く違い、とても笑顔が素敵な民族でした。

服装も、普通に生活している私たちと同じで、Tシャツ短パンサンダル。
参加前に想像していた、タトゥーなどは入っていませんでした(笑)
 

このボランティアに参加するまでアエタ民族の事は何一つ知りませんでしたが、
実際に彼らの生活などを見ることができて、
短い時間ではありましたが彼らと触れ合う事ができ喜ぶ姿が見れて良かったです。

またボランティアに参加することで、自分たちがいかに恵まれた国に生まれてきたのか、
今まで何不自由ない生活が送れてきたのかという事を実感する事ができました。

また来年もここのボランティアに参加したいと思います!
 
 
 

3. まとめ

 

今回はアエタ民族の事や私の体験談について、ご紹介しました。

アエタ族の村に行き、彼らを知り、ネットなどで調べるようになりました。
詳しい情報があまり載っていない事もあって、今回の訪問はとても価値があったと思いました。

なぜならばネットでアエタ族で検索すると、ほとんどがルソン島に住むアエタ族の情報しかなく、
「バコロド アエタ」や「ネグロス島 アエタ」で検索しても出てきませんでした。

なので今回私が記事にする事で、
皆様にもバコロドのアエタ族についても知ってもらえたら幸いです。
 
 
さて今回の体験談ですが、
参加された方のほとんどがボランティア活動が初体験の方ばかりでした。

ですが皆さん一人一人が行動し子供たちと遊んだり村人たちと積極的に接していました。

これからボランティアに参加したいけど何をしたらいいのかわからない、
どのような活動してるのかわからない
などの疑問を持った初心者の人たちが、

私の体験談を読んで少しでも参考になっていただけたら幸いです。
 
 
 
 
 
 
後悔のないフィリピン留学を!

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Kazu

30代目前にてフィジー留学を経験、そこで初めてワーホリ制度を知りオーストラリアに渡航し2年間滞在する。そこで出会った英語が堪能な日本人にフィリピン留学を紹介され、ワーホリ終了後にバコロドにある語学学校にて3ヵ月留学。その後Acti-LABOに1ヵ月留学する。そして今はActi-LABOの学生マネージャーとしてインターンをしています。 Acti-LABOでは海外初心者の視点や英会話初心者の目線でお伝えしていきます! フィリピン留学に関してご質問、ご相談等あればこちらまで。 info.actilabo@gmail.com
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