最終更新日 2019年07月11日 by Actilabo
みなさんこんにちは!
Acti-LABOインターンのyumiです。
今回のテーマはこちら
「TOEIC910点ホルダー直伝!TOEICスコアだけではスピーキングは伸びない!TOEICプラスαでやるべき2選」です。
「私の最新のTOEICスコアは現在910点です!(2019年7月現在)
学生時代からTOEICに親しんでおり10年近く900点前後をキープしてきました。」
こう聞いて皆さんはどんな印象を受けますか?
「へ~英語話せるんだ~」と思う方が多いのではないでしょうか。
実際私のスコアは910点ですが、
それを言うとほぼ100%「じゃあ英語ペラペラなんだね!」と言われます。
しかし、ペラペラなんてとんでもない。
「言いたいことはあるのに英語で何て言えばいいのかわからない~」
というもどかしさを日々感じています。
私がTOEICハイスコアを取れたのに英会話ができない理由、
それは今まで英語の勉強としてTOEIC「だけ」を頑張ってきたからです。
皆さんに伝えたい!!
TOEICの勉強「だけ」を頑張っても英語が話せるようにはなりません!!
今頑張ってTOEICの勉強をしている方や、これからTOEICを勉強しようとしている方が、
後々「こんなはずじゃなかった!」と困らないように、
ぜひこの記事を参考にして頂ければと思います!
こちらの記事もどうぞ!
「TOEIC915点ホルダーなのに英語が話せない|スピーキングが伸びない3つ理由を徹底分析」
目次
1. 実録:TOEIC910点なのに「行ってきます」が言えない!
2. TOEICの勉強「だけ」していると起こること
その1. 真面目な話題は得意!でも日常会話は苦手
その2. 自分の言いたいことは言える!でも会話が続かない
3. TOEICプラスαでやるべき2選
その1. ストーリーを描く(インプット)
その2. 実践する(アウトプット)
4. まとめ
1. 実録:TOEIC910点なのに「行ってきます」が言えない!
突然ですが皆さんは「行ってきます」を英語で言えますか??
正解は後程ご紹介するとして、1つ私の体験談をお話しさせて頂きます。
私は自分で言うのもなんですが、学生時代からずっと英語が得意でした。
留学経験はありませんでしたがコツコツと何十年も勉強してきたおかげで、
センター試験の英語は満点を取れたし、TOEICも910点を取れました。
だからずっと「自分は英語ができる!」と思い生きてきましたが、
社会人になって初めて1週間のアメリカ短期留学を経験した際にその自信が打ち砕かれました。
アメリカのとある家庭にホームステイをしたのですが、
ホストファミリーに温かく迎えてもらい、初日の夜は好きな食べ物や家族の話で盛り上がりました。
ネィティブの英語は早くて聞き取りづらい箇所もあったものの、聞き取りも徐々に慣れ、
たどたどしいけれど英語で答えることもでき、
「やっぱり私英語できるじゃん!!」と大満足で眠りに着いた私。
翌日から語学学校に通うことになっていたので、
ホストマザーの作ってくれた朝食を食べ、荷物を持ち、
「行ってきます!!」
・・・と家を出ようとしたその瞬間
「あれ・・・行ってきますって英語で何て言うの!?」
と考えこんでしまいました。
無言でドアのところに立ち尽くす私を見て、
ホストマザーは私が語学学校に行くのが不安で立ち尽くしていると思ったらしく、
”You can do it! Everyone welcomes you!”
(大丈夫!みんなあなたを受け入れてくれるわ!) と励ましてくれたのですが、
私は内心「違うのー!!」と心の中で叫んでいました。。。
今まで真面目に英語を勉強してTOEIC910点を取って満足していた私ですが、
この時に初めて簡単な英会話もできない自分に気づいてしまったのです。
2. TOEICの勉強「だけ」していると起こること
上で述べた出来事を受け、自分の勉強方法を振り返って気づいた
「TOEICだけを頑張っていると起こること」を皆さんにお話ししたいと思います。
その1. 真面目な話題は得意!でも日常会話は苦手
TOEICはいたって真面目な試験です。
冗談を言ったり人の悪口を言う場面は出てきません。
TOEICの公式HPにて提供されているスキルアップに役立つツールを見ても、
主にビジネスでのかなり限られた場面であることがわかると思います。
海外出張時のホテルやフライトの予約についての会話や、
新しい施設のオープンイベントの告知文書などは、TOEICでほぼ毎回出てきますよね。
このようにTOEICはかなり限られた場面でのコミュニケーションのみを対象にしているので、
日常会話などのフランクな会話はカバーできません。
例えば、上で紹介した「行ってきます」の正解は
”I’m going.” や ”See you later.” などが一例として挙げられます。
こんなに簡単な表現なのに、頭に浮かばないんですよね・・・。
(だってTOEICで出てこなかったし!!)
“Business Stagnation”(景気の停滞)などという難しい表現は知っているけれど、
”Let’s eat.”(いただきます)や ”ex-boyfriend”(元彼)といった、
日常会話でよく出てくる表現を知らないなんてことになってしまいます!
その2. 自分の言いたいことは言える!でも会話が続かない
TOEICのための勉強として、文法と単語は欠かせませんよね。
そのおかげもあり、TOEICの勉強をしていると文法力も単語力も付き、
結果としてwritingのスキルも上がります。
そうなると、英語で自分が言いたいことを伝えるには、
頭の中で作った英語の文章をそのまま口に出せばいいのでそんなに難しい話ではありません。
ただ、それだけでは会話が続きません!
”Where are you from?” や ”How is Japan?” などの質問にはスラスラと答えられるものの、
“And you?” や ”How is your country?” など、
さらに会話を繋げるような気の利いた言葉がなかなか出てきません。
スピーチであれば自分の言いたいことだけを伝えればいいですが、
英会話は自分も話し相手の話を聞き、お互いの理解を深めていく双方向のやり取りです。
TOEICの勉強だけで双方向のコミュニケーション力をつけるのが難しい理由は、
そのスキルがなくてもTOEICで点数を取れるからです。
TOEICではリスニングもリーディングも自分だけが理解できれば点数が取れますが、
「相手の意見を聞く(意図を読む)」「話し合う」という実践的な力は
TOEICだけでは伸ばすことはできません。
3. TOEICプラスαでやるべきこと2選
では、英会話ができるようになるには、TOEICだけでなく何をすればいいのでしょうか?
ホームステイでの苦い経験がきっかけで、自身の勉強方法を見直してわかった勉強法があります。
それは以下の2点です。
その1. ストーリーを描く(インプット)
その2. 実践する(アウトプット)
その1. ストーリーを描く(インプット)
まず1つ目は、英語を使うストーリー(場面)をいくつも考え、
どういう単語や表現が使われるかを知識としてインプットすることです。
例えば、朝起きてから学校に行きバイトをして家に帰って寝る、
といった中で色々な人と会話をしますよね。
その会話って英語だとどう表現するのかを考えてみて下さい。
日本語だとあまり意識しませんが、一日の中でけっこう会話ってたくさんしているんですよ。
「今日寝坊して1限にギリギリ間に合ったよ~」とか
「昨日元彼にばったり会ってしまって最悪」などと言った、
友達との会話を英語に直してみると意外と知らない表現がたくさん出てきます。
ストーリーを描く練習でおススメなのは、英語で日記を書くことです。
日常の内容ほど英語で書くのが難しいです!
どういう表現を使うのか調べながら書くことで記憶にも残りやすくなります。
また、漫画を英語で読むこともおススメです。
漫画を楽しみながら同時に日常生活に役立つ英語表現を知ることができます!
ちなみに私はドラえもんを英語で読んでいます。
ジャイアンの名言「俺のものは俺のもの、お前のものは俺のもの」は
”What’s mine is mine. What’s yours is mine.”
その2. 実践する(アウトプット)
そして2つ目は、インプットした表現や知識を実際に使ってみることです。
「こういう表現なんだ~」と思うだけではすぐに忘れてしまいます。
実際に使ってみることが定着までの最短経路です!
海外の友人と話してみる、英会話教室に通う、海外旅行に行く、留学する・・等、
実践の方法はいくつもあるかと思いますが、
一番実践的なのは留学し英語で生活してみることだと思います。
留学中は今まで日本語でしていた会話をすべて英語ですることになるので、
起きている時間はすべて実践に当てられます。
また、自分で調べた表現以外をネイティブが使っているのを聞くと、それをマネてみることもできますね。
大切なのはインプットとアウトプットをセットで行うことです。
どちらか一方だけでは不十分です。
インプットとアウトプットを繰り返すことで英会話力は上達します!
この勉強法で私の日常会話のレベルは徐々に上がっています。
今では「行ってきます」はもちろんのこと、英語で恋愛の話も愚痴も言えますよ~。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?
TOEICの勉強だけでは伸ばせない英会話力についてお話をさせていただきました。
誤解がないように言いますと、英会話にはTOEICの勉強は不要と言っているわけではありません!
「英会話には、TOEICの勉強だけではカバーできない範囲がある」ということを皆さんに知っていただければと思います。
TOEICの勉強にプラスして、英会話ができるための勉強もしっかりやって
ペラペラになっちゃいましょう!
それではまた次回!
後悔のないフィリピン留学を!