こんにちは!
最近、韓国人によく間違えられますActi-LABOインターン生のMiuです!:D
近年、フィリピンでの英語留学はかなりメジャーになってきていますが、
皆さんがフィリピン留学を考える上で、
多くの人が気にするのが「フィリピンの治安」ではないでしょうか。
私もフィリピン留学をすることを周りに言うと、
「治安は大丈夫なの?」と家族や何人もの友達に心配されました。
フィリピンに来ている留学生の中にも、家族から心配の長文メールが毎週届いている子もいました。
フィリピンの治安について、いまだにネガティブな印象を持つ人が多いのは事実です。
さて、本当にフィリピンは治安が悪いのでしょうか?
今回は、現在のフィリピンの治安情報・その対策について自身のフィリピン留学の体験を踏まえてお届けしたいと思います!
前回の記事「フィリピン留学での移動手段を徹底解説|現地乗り物を使いこなせ!」はこちら♪
目次
1. フィリピンの治安について
2. フィリピンの変化
3. 現在の外務省の治安情報
4. 大都市マニラ・セブの治安
5. バコロドの治安
6. Acti-LABO周辺エリアの治安
7. フィリピンで事件やトラブルを回避するための注意点5つ
8. まとめ
1. フィリピンの治安について
我が国日本は世界トップクラスに安全な国。そんな日本に慣れている私たちは
海外の治安に不安を覚えることが多いですよね。
フィリピンの治安については、数十年前と今とを比べると確実によくなってきていると言えますが、日本と比べると危険が多いのも事実です。
フィリピンで、日本人が銃撃され、殺害されたという事件を耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
その他にも、ぼったくり・置き引き・賄賂・美人局・詐欺といった、日本では馴染みの少ない犯罪も・・・。
またフィリピンでは合法的に銃の保持が認められることで、小さなトラブルから殺人などの大きな犯罪に繋がりやすいことも、日本との大きな違いだと言えるでしょう。
非常に安全な日本を基準にすると、留学生や観光客が出入りするような場所であっても犯罪は起こり得ます。
つまり、フィリピンでは犯罪は身近なところにあるのです。
そんなフィリピンでの留学生活を安全に過ごすために、現在のフィリピンを知りましょう。
2. フィリピンの変化
皆さんはフィリピンと聞くと、どんなイメージを持つでしょうか?
貧困、発展途上国、ストリートチルドレン・・・などなど、
ネガティブなイメージを持っている方が多いかもしれませんね。
私自身、数年前まではフィリピンに行きたい!と強く思ったことは正直ありませんでした。
しかし、昔と比べてフィリピンのイメージは確実に良くなってきているんです!
途上国
治安が悪い
貧困
インフラが整っていない
↓ ↓ ↓ ↓
英語の語学学校
リゾート
ビーチが綺麗
物価が安い
そのきっかけの1つと言えるのが、2016年ドゥテルテ大統領の就任。
ドゥテルテ大統領といえば「過激な麻薬撲滅運動」を日本でもニュースで目にしますが、
それだけでなく税制改革、大規模インフラ投資計画、汚職の撲滅など、
多岐にわたって前向きに取り組んでおり、その結果フィリピン全体の犯罪発生数は大幅に減ってきています。
まだまだ途上国ではありますが、数年の急速な治安の改善と共に、
日本や韓国を中心に格安で英語留学できるセブ留学としての人気がここ数年で一気に高まったように感じます。
物価も安いためにリゾートやビーチを求める観光客にも大人気のスポットとなりました。
これからフィリピンは更に新たな時代を迎えることになるでしょう。
3. 現在の外務省の治安情報
日本外務省の公式ページによるフィリピンの治安情報は以下の通り。(2019年6月現在)
海外渡航警戒レべルは4つの段階に分けられており、レベルが上がるほど治安の悪さと比例しています。
フィリピンは一部の地域を除いて、大半の地域がレベル1「その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくために特別な注意が必要です。」となっています。
留学・リゾートで有名なセブ島でさえレベル1。
東南アジアの多くの国が危険レベル1に指定されています。
危険レベル1って、、、実際にどんな治安なんでしょうか??
外務省安全ホームページによると、
婦女暴行といった凶悪事件の割合が高く、また、一般的に
裕福と見られている外国人(日本人を含む)は、
強盗・窃盗等の標的になる可能性が高くなると考えられます。
日本人が犯罪被害に遭う事案が発生していますので、注意してください。
日本と比べると犯罪件数は未だかなり多い状況で、
特に外国人は比較的裕福な人が多く、武器も所有していないことから反撃してこないと考えられるため、犯罪の標的とされやすいのが現状です。
外国人にとってフィリピンは、観光地であってもまだまだ危険が潜んでいる場所なのです。
外務省の情報ではゾクッとするような文面が並んでいますね。
では、実際はどうなのでしょうか?
実際に滞在している立場から、都市ごとの治安を見ていきましょう。
4. 大都市マニラ・セブの治安
●マニラ
首都のため人口が多いこともあり、治安の悪さが目立つマニラ。
外国人居住エリアでもあり、企業が集まる商業都市マカティと、
治安が悪くてトラブルが多い貧困エリアで全然雰囲気が違います。
東南アジア1のスラム街とも呼ばれる「トンド地区」もあります。
特に低収入であるなど貧しい人が犯罪を犯すケースが多く、空港やショッピングモールであっても注意が必要と言えます。
●セブ
「天国に近い島」と呼ばれ、英語留学・リゾート・ビーチと言った明るいイメージが強く、
安全と思われがちなセブですが、その一方で留学生や観光客を狙った犯罪が増加しています。
多くの語学学校があるセブシティには、汚いエリアもありますし、ストリートチルドレンが多く治安が悪いエリアもあります。
危険意識の低い旅行者を狙ったトラブルが増え、タクシー等交通機関でのぼったくりが多発しています。
ドゥテルテ大統領の政策のおかげで、フィリピン自体の治安は徐々に良くなってきてはいますが、
貧富の差・スラム街・麻薬組織の恐怖など以前解決できていない問題が多く、治安についてもまだまだ改善が必要です。
5. バコロドの治安
では、Acti-LABOがあるネグロス島の州都バコロドの治安はどうでしょうか。
バコロドはフィリピンで4番目に大きな島・ネグロス島の州都。
首都マニラから飛行機で1時間弱で行ける、人口56.19万人(2015年現在)の地方都市です。
マニラやセブなどの大都市に比べると留学生の数も少なく、日本人が少ないフィリピンの穴場的スポットです。
実はそんなバコロドは、
フィリピンの国民生活満足度調査で「1番住みやすい都市1位」に何度も選ばれている街なんです!
日本でいう吉祥寺的なポジションだと言うと、凄さが伝わるでしょうか?(笑)
バコロドは「微笑みの街」の別名で良く知られており、
地元の人たちは穏やかで、温かみとホスピタリティーを持ち合わせています。
私が今まで東南アジアを旅行してきて何度も被害にあった「ぼったくり」。
タイの首都バンコクでは、毎日のようにぼったくられていましたが、
今回のここバコロドでの留学6週間で、未だに一度もぼったくられていません!!
ある日、トライシクル(バイクに片輪のサイドカーがついている乗り物)に
小銭を持ち忘れて乗ってしまったことがありました。
手持ちは1000ペソ札(約2000円)のみ。
トライシクルの運賃は片道10ペソ(20円)、
小銭で払うのが普通なので、たいていの運転手さんは1000ペソ札のお釣りを持っていません。
「まずいな〜怒っちゃったら、1000ペソ取られちゃったらどうしよう」
そう思いながら、目的地に付き運転手のおじちゃんに小銭がないことを話すと、
「いいよいいよ全然!また今度会ったら払ってよ!バイバイ!」
と、明るく振舞ってくれ、無料で送迎してくれたのです。
びっくりしました。おじちゃんにとって大切な収入を失ったはずなのに、そんな風に
外国人の見知らぬ私に対して優しくしてくれたことに感動が止まりませんでした。
この恩は今度、このバコロドのどこかで誰かに返そう。
そう思わせてくれる位、バコロドの人たちは皆大きな優しさとどこか懐かしい暖かさに溢れています。
日本でも「フィリピンで一番安全な街」と言われているバコロド。
フィリピンの他の都市とは違う温かい雰囲気が特徴的で、一度来たら、何故か懐かしくなってついつい戻って来たくなるようなそんな場所なんです。
6. Acti-LABO周辺エリアの治安
では次に、Acti-LABO周辺エリア「シライ」の治安について見ていきましょう!
Acti-LABOのある高級住宅街には24時間ガードマンがおり、
ゲートの中には住人でなければ入ることができないという徹底ぶり!
安心して暮らすことができます。
さらに、シライはフィリピンの中でもルールがかなり厳格な地域。
18歳以下の未成年が一人で22:00〜朝4:00の時間帯に出歩いていると補導されるという法律があるんです!
補導された未成年は、警察に保護され、親に電話されます。
日本と似たようなルールが存在しているんですね!
また、市内のショッピングモールや銀行の至る所にセキュリティーガードがおり、
町中ではお巡りさんがパトロールしている姿も見かけます。
このようなことから、フィリピンの中で最も安全な都市の1つに挙げられる田舎町、バコロド。
外国人が少なく静かなエリアでもあるので、フィリピンで英語の勉強に集中したいという人にはバコロドをオススメします。
・・・とはいえ!
そんなバコロドでさえも完全に治安が良い!安全!とは言い切れません。
徐々に治安は良くなってきていますが、すべてが日本と同じようにはいきません。
では、最悪の機会に備えて私達はどのような対策を取れば良いのでしょうか?
7. フィリピンで事件やトラブルを回避するための注意点5つ
最後に、フィリピンで最悪の事態を回避するために私が肝に銘じている「注意点5つ」をご紹介します!
→ 簡単に人を信頼してはダメです。
海外では、色々なケースに対応できるよう、常に疑うことを忘れないこと。
悪い人ほど良い人のフリが上手です。
→ 交通量の少なくなる夜には危険が潜んでいますので、
日中に用事は済ませるようにしましょう。
特に人気のない道は避けましょう。
→ 可哀想だからといってストリートチルドレンや物乞いには近寄らないようにしましょう。
盗難の被害に遭う原因となります。
気付いたら物乞いに辺りを囲まれていた・・・なんてケースも。
→ 高級そうなネックレスやイヤリングをつけていると目をつけられます。
日本人丸出しの格好をしないようにしましょう。現地に溶け込むつもりで!
→ 特に、ショッピングモールやピーク時の交通機関など混雑時に要注意です。
リュックサックやショルダーバッグは前に背負うようにし、目を離さないようにしましょう。
ポケットのお財布やスマートフォンにも要注意です。
お金も多く持ち歩きすぎないようにしましょう。
危険意識の低い観光客や留学生は狙われやすいです。
大切なのは、自分が「外国人である」「海外にいる」というマインドを忘れずに常に意識して対策することです。
そして、万が一危険な状況に遭遇しても、逆らわないこと。
基本的に相手は金目のものが欲しいだけで、命まで奪って罪を負いたくないはず。
なので、抵抗さえしなければ怖い目に遭ったとしても無傷で帰ってこれることの方が多いんです。
被害のパターンとその対応を知っていればリスクは最低限に抑えられます。
知識を身につけておくこと。これが危険回避の近道です。
もちろんこれは、フィリピンだけでなく全ての国で言えることです。
対策すれば防げる犯罪に巻き込まれて、せっかくのフィリピン留学が悪い思い出とならないようにしましょう!
8. まとめ
フィリピン国内でも都市や地域によって治安状況は異なりますが、
共通して言えるのは、危機管理をちゃんとしていれば問題なく過ごすことができるということ。
特に、当校のあるバコロドに私は6週間滞在していますが、
当たり前のことをしっかり意識して過ごしているからか、一度も危険な目に遭ったことはありません。
繰り返しになりますが、フィリピンは必ずしも安全な国とは言えませんが、犯罪対策の知識を頭に入れておけば安全に過ごせる場所です。
フィリピン留学を安全に楽しく過ごすためにも、自分の身は自分で守りましょう!
では今回も、日本でもよく知られている有名な諺を英語で紹介して締め括りたいと思います!
「When in Rome, do as the Roman do.」
郷に入れば郷に従え(=ローマでは、ローマ人がするようにせよ)
平和ボケせず、ここは日本ではない、海外にいるんだ!ということを意識して生活を送るようにしましょう!
後悔のないフィリピン留学を!