就活中の皆さん、はじめまして!
TOEIC910点ホルダーで現在Acti-LABOインターン生のYumiです。
今回はTOEIC900点ホルダーを10年維持してきた私の壮絶就活体験記|TOEICはやはり重要だった|というテーマで書いていきたいと思います。
コラム連載初登場ということでまずは私の自己紹介からさせていただきます。
私は大学卒業後、大手製薬メーカーで8年間営業とマーケティング業務に携わり、つい数か月前に退職しました。
30歳になったのを機にかねてからの夢であった海外で正社員として働く夢を叶えるため、現在転職活動しながらインターンをしております!
学生時代からTOEIC900点以上を10年間保持し続け、英語には自信があるものの海外転職に不可欠なスピーキング力に課題を感じ、ここフィリピンでスピーキング力に磨きをかけている毎日です。
現在就活中の皆さんと置かれている状況は異なりますが、職を求める点では同じですのでお互い頑張りましょう!
さて、今回は皆さんに「就活になぜTOEICが必要か」についてお話させて頂ければと思います。
自身の新卒就職活動時にははっきりと分らなかったTOEICの重要性ですが、
内定をもらった大手製薬メーカーで8年間働いてきた分かったことがあります。
今回それを皆さんとシェア出来ればと思います!
こちらの記事もオススメ♪
「TOEIC915点ホルダーの就活体験談|TOEICは就職活動に超重要!?︎実態に迫る」
目次
1. 私の就職活動体験記
2. TOEICはなぜ就活に必要?3つの理由を教えます!
理由1. 学生のポテンシャルを評価するエビデンスになる!
理由2. 面接官の印象に残る!
理由3. 実務で英語が必要!
3. まとめ
1. 私の就職活動体験記
まず初めに、私の就職活動についてお話しさせていただきます。
是非参考にしていただければと思います。
ハッキリ言って就職活動は、ものすごく頑張りました!!
私の一つ上の代からリーマンショックの影響を受け就職氷河期となり、就職浪人もたくさんいた頃です。
それまで景気が良くて「どこかの会社には入れるだろう~」と軽く考えていた私は、
景気の落ち込みにより、初めて危機感を覚えました。
バイトと勉強しかしてなかった私は留学や課外活動なんてもっての外、
サークル活動さえしておらず、アピールポイントがほとんどありませんでした。
「これはやばい!就職できない!」
何とか今から巻き返せないか・・・と考え、始めたのがTOEICの勉強。
なぜTOEICだったかというと、多くの学生が受けているテストであるため、
ハイスコアを出せば簡単に目立てると考えたためです。
急いでTOEICの問題集を買い、TOEICに特化して猛勉強!!
就活開始直前である3回目になんとか860点を取ることができました。
何とかアピールポイントを得たあと、堂々とエントリーシートに点数を書き、
いくつかの企業の面接に臨みました。
すると必ずと言って良いほど面接で「TOEICの点数高いね」と言われました。
そんな時は、
「就職への危機感を感じる前まで学生時代結果を残せたものが正直ありませんでした。
しかし、TOEICの必要性を感じてから何とか目標を達成するために努力し、
目標のスコアを取ることができました!」
と、謙虚ではあるが自信満々にアピールしました。
その結果、皆が知っている一部上場企業3つから内定をGETしました!
もちろんTOEICの点数だけで内定をもらったわけではありません。
エントリーシートにも力を入れたし、OB訪問や企業インターンなどやれることは全部やり、
面接ではそれらのアピールもしました。
けれど一番面接官の気を引いたのはTOEICの点数だったと思います。
他の学生が部活で部長を務めたことや留学、バックパッカーなど華やかな内容を話すのに対し、
私のTOEIC話はなんて地味なんだろうと思っていたので、
面接官の良い反応は正直意外でした。
就活を終えた当時は「やたらとTOEICの話聞かれるな・・・やっぱり就活にTOEICって必要なんだな~」程度の感想でした。
しかし、内定をもらった会社に入社し8年間仕事をした今、当時の面接官の反応も納得がいきます。
会社が求める人材とTOEICは濃密に関わっていたのです。
それを以下で皆さんにお伝えしたいと思います!
2. TOEICはなぜ就活に必要?3つの理由を教えます!
8年間会社で働いて分かった「TOEICがなぜ就活に必要か?」の答え、
それは以下の3つです。
理由2. 面接官の印象に残る!
理由3. 実務で英語が必要!
理由1. 学生のポテンシャルを評価するエビデンスになる!
いきなりですが皆さんはアメリカと日本の就活の最大の違いは何だと思いますか?
それはアメリカは即戦力採用、日本はポテンシャル採用を行っている点です。
アメリカでは在学中に企業の長期インターンとして働き、能力を認められ内定を得るケースが一般的です。日本のような毎年の新卒一括採用はありません。
一方日本は新卒の学生に実務経験は求めませんよね。
それは会社が新入社員を教育し、自社に貢献する人間に育てるという考えを持っているからです。
実際、私の出身は外国語学部ですが、全然専攻と関連のないライフサイエンス企業に内定をもらい入社後の研修で実務に必要な知識を習得しました。
では経験以外の何を求めるか? それがポテンシャル(潜在能力)です。
会社は書類選考や面接を通じて学生のポテンシャルを測ることで、将来自社に貢献してくれる人間かを見極めています。
重要なのは、今の皆さんの姿だけでなく、将来皆さんが会社にとって役に立つ人間かという観点で見られていることです。
この「ポテンシャル」を測る一つの客観的指標として、多くの会社がTOEICスコアを参考にしているのです。
2013年に国際ビジネスコミュニケーション協会(TOEIC運営主体)が実施した調査によると、
上場企業の約7割が採用時にTOEICスコアを参考にしています。
(おそらく2019年現在はこの割合は増えていると思います)
なぜこんなにも多くの会社でTOEICが採用の参考にされているかというと、
TOEICが客観的指標であり学生を比較しやすいからだと私は理解しています。
志望動機や自己PRからもポテンシャルを測ることはできると思いますが、個々の学生によって内容が異なるため、比較するのは非常に難しくなります。
ここで注意したいのが、「TOEICハイスコア⇒ポテンシャルが高い」ではありません。
「TOEICでハイスコアを出すほど努力ができる⇒会社でも頑張ってくれる可能性が高い(再現性が高い)」ということです。
会社は、TOEICのスコアという結果だけを見ているのではなく、
その結果を得るために皆さんがどう努力したのかを見ています。
例えば、「10年間アメリカに住んでいた経験があり、TOEICは990点です」という学生より、
「留学経験もなく、最初のTOEICは500点でした。しかしそこから勉強法を見直し最終的に850点を取りました」という学生のほうが、将来頑張ってくれる感が出ませんか?
「この子はうちの会社で頑張ってくれそう!」と思わせれば勝ちです。
私自身の就職活動においては、なぜ自分が内定を得られたかは当時よく分りませんでした。
でも、今振り返るとTOEICでハイスコアを得るに至った過程により、ポテンシャルが評価されたからだと思っています。
特に新卒の就活では、
この「私は頑張れる人間です!」とエビデンスをもって明確に示せることが非常に大切です。
理由2. 面接官の印象に残る!
これは言うまでもなく、就活においてすごく大事ですよね。
面接官は一日に何人もの学生の面接をします。
ただでさえ皆同じリクルートスーツを着て同じような髪型をしているのに、どうやって面接官の印象に残るか・・・それは皆さんも悩んでいるかと思います。
私は何とか目立とうとして、某企業の面接でドラえもんの物真似を披露したことがあります。笑
そのせいで落ちたかどうかは分りませんが、
就活中の皆さんにはぜひ普通の方法で印象に残ることをおすすめします。
ではどう印象に残るか?
最もリーズナブルな方法がTOEICで高得点を取ることです。
「TOEIC900点」と聞いたら、誰もが「すごい」と思いますよね?
それはTOEICという試験が広く普及していて、900点という点数が高いという共通認識が学生と面接官の間にあるからです。
TOEICがどういうテストで、どれくらいの点数が平均で、などなど、
いちいち説明しなくても「900点」とさえ言えばそのすごさはすぐに伝わります。
印象に残る方法は他にもあると思いますが、
背景を説明しなくても点数だけですごさを分かってもらえるTOEICは、書類でも面接でもアピールしやすいです。
ちなみに、何点以上取れば面接官の印象に残るかは、業界にもよりますが800点を基準にすれば良いかと思います。
直近のTOEICスコア分布を見ると800点以上は全体の15%もいません。
この範囲に入れば目立てること間違いなしです!
また、大学生から見て「高得点だ」と感じるTOEICスコアは何点くらいなのか?のアンケートでも、
800点以上と答えた方が最も多くなっています。
私が会社で働いていたときも、海外とやり取りの多い部署ではTOEICの基準点数が設けられていましたが、800点あれば問題なくクリアできました。
文法と単語が理解できてTOEICの傾向に慣れれば800点は決して難しい点数ではありません。
800点以上を取って面接でアピールすることで、面接官の印象に残りましょう!
TOEIC勉強法についての記事はこちら♪
これが一番シンプルですよね。
実務で英語が必要だから、英語ができる学生に入社して欲しいということです。
特に上場企業では、仕事で英語を使うことが思いの外多いです!
「外資系じゃないから関係ない~」と思うと大間違いです。
私がいた会社は外資系ではありませんでしたが、それでも実際働いてみると英語をめちゃくちゃ使いました。
特に2年前に、同じ部署にNon-Japanese Speakerが配属され、メールや会議はすべて英語になりました。さらに、昨年は韓国人の新入社員の教育係になったので仕事以外の相談も英語でした。
こちらは2013年の調査になりますが、
回答対象である上場企業の75%が業務で英語を使用しています。
しかも、英語の4技能の使用割合はほぼ均等になっていることから、
多くの会社で、「読めて聞けて話せて書ける能力が必要」だということがわかります。
さらに、多くの会社が海外市場に進出する戦略として挙げているのが、
「海外で勤務できる人材の育成推進」。
実務で英語が必要で、会社の海外展開上の戦略として英語ができる社員を育てたいと考えているのであれば、会社は英語ができる学生に来て欲しいですよね。
ちなみに、皆さんはすでに学生時代からグローバルな時代を生きていますが、皆さんの上司となる世代はそうではありませんでした。
私がいた会社も、上司たちが入社した頃には仕事で英語を使うことも、同じ部署に外国人がいることも想像できなかった思います。
正直英語が苦手という人も多かったですが、だからこそすごく努力していました!
忙しく仕事をする中でTOEICを定期的に受けたり、英会話スクールに通っている人がたくさんいました。
3. まとめ
いかがでしたでしょうか?
会社で8年間働いてみて感じた「就活におけるTOEICの重要性」をご紹介しました。
もはやTOEICを頑張らない理由がないですよね!!
もちろんTOEICだけで内定はもらえません。
皆さんの人柄やこれまでの経験等総合的に評価された上での結果です。
TOEICはあくまで武器の一つです。
ただ、とても役立つ強力な武器なので思いっきり振り回して就活戦線を戦いましょう!
就活は不安なことも多いと思いますが、振り返ると本当に貴重な体験です。
特に新卒の就活は、純粋に自分のやりたい事を軸に将来を考えられるまたとない機会です。
思いっきり楽しんで就活して下さいね!
では、また次回!
後悔のないフィリピン留学を!